株初心者のための株式投資の超入門

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この記事をお読みになるのは、初めて株式投資に興味を持たれた方ではないでしょうか。または、興味はあるけど何から手を付けたらいいのかわからない、そもそも株がどういうものなのかよくわかっていない、という方もいらっしゃると思います。

この記事には、株とは何かという概念的なものから、株式投資のハウツーまで、基本的なノウハウをすべて集めています。ここから株式投資の世界へと新しい一歩を踏み出していきましょう!

【ざっくりいうと】

  • 株式投資とは、企業の発行する株式を買うことで企業の事業活動資金を提供(出資)し、経営に参加するものです。企業がこの資金を元に活動して儲けると、株式を買った人(株主)に利益が還元されます。あるいは価値が高くなった株式を転売することでも、儲けることができます。
  • 株式投資に大金は必要ありません。出資相手(企業)によりますが、5万円もあれば株式投資は始められます。
  • 「株で儲ける」といっても、値上がり益、配当、株主優待など儲けるスタイルはさまざまです。「どういう儲け方をしたいか」をイメージして投資する銘柄を選んでいきましょう。
  • 何はなくとも、証券会社に口座を開設しなければ株式投資は始まりません。近年勢いを伸ばしているネット証券であれば、スマホやパソコンから簡単に、無料で口座を開設できます。売買手数料も魅力的な水準です。まずは気軽にトライしてみましょう。

株初心者におすすめのネット証券3社はここだ!

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目次

1 株って何?株式投資を始める前に

そもそも「株」とは、何でしょうか。一言でいうと、企業の経営に参加する権利の単位、ということになるかと思います。少しイメージしてみましょう。みなさんはドラマで、こんなシーンをみたことがありませんか?

発明家の若者「もう少しでこの機械が完成するのに…お金が足りない…っ!」
謎の紳士「私に任せておきたまえ。金は私が出そう」
若者「あなたは…?」
紳士「私は君の作るこの機械に希望を感じているんだよ。この発明は世界を変える」

若者は紳士が提供した資金を使って発明を完成させた。そしてその発明は人々の生活を大きく発展させた。この若者こそ、後の株式会社Aの創始者、Xである。

大ざっぱな例ですが、株式投資とはこのお話の延長にあります。発明家の若者が企業、そして、謎の紳士にあたるのが、あなたです。

まず、企業側から見ていきましょう。事業活動の資金を個人や他社に提供してもらい、この資金を元に活動して利益をあげる会社を株式会社といいます。株式会社は「僕たちはこういう事業をします。儲けはこういうルールで還元します。だから資金を提供してください」と呼びかけます。

これを投資家(あなた)の立場から見てみます。企業の事業内容や利益の還元方針に夢があるな、とか、儲かりそうだ、と考えた投資家(あなた)は、お金を出すことにしました。そのとき投資家は、株式会社が発行する株式を購入することによって資金を提供します。こうして株式会社の活動資金を出した人(出資者)が「株主」です。

株は、買った数だけ経営に参加する権利をもらうことができ、また、その分だけ利益が還元されるというのが大まかなルールです。極端な言い方をすれば、お金を出したんだから儲かる方向に会社がちゃんと経営されるよう口を出すし、もちろん儲けはちゃんと還元してもらいます、ということですね。また、買った株式は、第三者に転売することもできます。

しかし、一人ひとり出資してくれる人を探すのは企業としても大変です。そこで株を売りたい人と買いたい人が集まる「取引所」に自社の株式を上場して出資してくれる人を募るわけです。個人投資家が売買できるのは「取引所に新規に上場する、あるいはすでに取引所を通じて売買されている株式」になります。

2 株式投資で利益を出す3つの方法

株式投資は「株を買うことで事業活動の資金を提供し、儲けを還元してもらって利益を得ること」であり「購入した株は転売できる」と説明しました。では、株式投資でどのように儲けるのか、3つの方法を見ていきましょう。

2.1 値上がり益で儲ける

もし出資した企業が見込み通り成功して儲ければ、その企業の株が欲しい、という人が増えるはずです。すると、その株式の価値が高まる、つまり株価が上がると予測できますね。買ったときより高い株価で売ることができれば、差額が利益となり、儲けることができます。こうした利益のことを値上がり益、あるいはキャピタルゲインといいます。

例を見てみましょう。こちらは任天堂(7974)の直近2年間の株価推移を示した図(チャート)です。今から約2年前の2014年7月31日、同社の株価(終値)は11,525円でした。それが、2016年7月に配信を開始したスマホゲーム「ポケモンGO」が社会現象ともいえる一大ブームを巻き起こしたことで、同社の株価は一気に高騰。2016年7月19日には、なんと32,700円(高値)をつけたのです。もし、2年前の7月末に同社株式を購入して今回売却できていたら、価値は約3倍。同社株式は100株単位での購入になりますので、初期投資額に100万円以上かかっていても、売却で200万円以上の利益が出た計算になります。

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出所:Yahoo!ファイナンス

2.2 配当金で儲ける

見返りもないのにお金を出してくれる人は多くないでしょう。ですから、株式会社は事業活動で得た儲けを出資者、すなわち株主に還元します。利益は、株主が持っている株式数に比例して「配当金」として分配されます。配当金をもらえれば、儲けになります。配当金で得られる利益のことをインカムゲインといいます。

配当金は、Yahoo!ファイナンスでも確認することができます。例えば「ポケモンGO」との提携を発表して注目が集まっている日本マクドナルドホールディングス(2702)を見てみましょう。同社は今期(2016年12月期)において、1株当たりの年間配当30円を予定しています。100株保有していれば、30円×100株分=3,000円の配当がもらえるというわけです。

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出所:Yahoo!ファイナンス

2.3 株主優待で儲ける

配当金だけでなく特典=株主優待を株主に渡す企業もあります。株主優待は、企業から株主への感謝の意を込めたプレゼントだとお考えいただければよいでしょう。現在、上場企業の約3割が株主優待制度を設けています。

各社とも株主優待には趣向を凝らしており、その内容は実に多彩です。個人投資家には、ANAホールディングス(9202)やイオン(8267)の人気が非常に高いです。ANAの株主になると、国内片道一区間が50%割引になる「株主優待割番号ご案内書」がもらえます。また、イオンであれば、保有株数に応じたパーセンテージでお買い物金額の一部がキャッシュバックされる「オーナーズカード」がもらえます(100株保有なら3%のキャッシュバック)。

また、その企業の商品をもらえるような株主優待もあります。下の写真は、女性に人気が高いスキンケア商品を展開するハウス オブ ローゼ(7506)の株主優待です。100株保有で3,000円相当の商品詰め合わせがもらえます(写真は2016年の優待品です)。

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3 株のリスクを正しく理解しよう

株式は企業の株主になる権利であり、利益を配分してもらえる権利でもあります。しかし、必ずしもトクするとは限りません。もし倒産でもすれば、株式はただの紙切れになってしまいます。倒産は極端にしても、企業の経営状況はもとより、経済情勢、社会情勢などによっても、株価は変動します。その結果、買値より株価が下がって損をする(元本割れ)リスクはあります。

ですが、少し考えてみてください。10万円の投資であれば、そのリスクは仮に倒産して株価が0円になったとしても10万円以上にはなりません。また、仮に株価が大きく下がったとしても、売却しなければ損は確定(現実化)しません。

大損になるのは、えてして「信用取引」という取引で失敗したケースです。ただし、信用取引は、かなりの上級者向けで、株式投資の初心者が不用意に手を出すものではありません。そういう意味でも、通常の株式売買をしている限り、リスクは限定的といえるでしょう。

4 株はいくらから買えるのか

4.1 5万円もあれば株は買える―単元株数を購入する

ここまでで、少し株に興味が出てきた方もいる一方で「相当お金がいるんじゃないの」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。実は、株式投資に大金は必要ないのです。5万円もあれば始められますし、仮に10万円もあれば、投資できる銘柄はかなりの数にのぼります。ここで気に留めておきたいのが「単元株数」です。

単元株数とは、最低限購入しなければならない株数の単位で、銘柄ごとに決められています。「1単元(単元株)」は、100株単位か、1,000株単位です(ちなみに、2018年10月1日までに1単元=100株に統一される方向性が東京証券取引所など全国の証券取引所から示されています)。また、1単元の株式を購入するのに必要な資金が「最低投資金額」です。

こちらもYahoo!ファイナンスでチェックすることができます。さきほどの日本マクドナルドホールティングスの例でいえば、最低投資金額(最低購入代金)と単元株数は、配当金よりも少し下のところに記載されているのがわかりますね。

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出所:Yahoo!ファイナンス

日本マクドナルドホールティングスの最低投資金額は35万円を超えていますが、もし1株500円の株で単元株数が100株であれば、最低投資金額は500円×100株=5万円です。2016年7月20日現在、約3,500社ある上場企業のうち、2割弱にあたる銘柄で、最低投資金額が5万円以下となっています。

4.2 実は1万円でも株は買える―単元未満株に投資する

「資金が足りないけどどうしてもあの会社の株主になりたい、あの株が欲しい」ということもあるでしょう。そこで検討したいのが「ミニ株」です。ミニ株であれば、最低1株からでも株を購入することが可能です。

ただし、ミニ株は証券会社が独自に提供しているサービスです。すべての証券会社で対応しているわけではなく、そのサービス内容も異なります。また、ミニ株で株式を購入した場合、配当は保有株数の割合に応じてもらうことができますが、株主優待は1単元保有していなければ、もらえないことがほとんどです。株主総会での議決権行使においても、1単元未満の株主に議決権はありません。

>>少額投資に適したネット証券会社は?

5 株を買うまでの流れ

5.1 証券会社での口座開設が必須

株式投資を始めるには、大金は必要ない代わり、絶対必要なものがあります。それが証券口座です。証券口座は、資金の保管場所、そして購入した株などの有価証券の保管場所として、必ずどこかの証券会社に持たなくてはなりません。

5.2 証券会社の選び方―おすすめはネット証券

では、どの証券会社に口座を開設すればいいのでしょうか。

株式投資の初心者には「少額投資での手数料がそこそこ安く、情報や商品ラインナップ(国内株式、投信、IPOなど)が充実している証券会社」がよいと思います。

おすすめしたいのはネット証券です。ネット証券は対面型の証券会社人比べて売買手数料が安く、ネットを通じた情報提供が非常に充実しています。スマホを活用する世代にはむしろ最適といえるかもしれません。まずはひとつ口座を開設してみて、足りない部分があれば他の証券会社で補っていくのがおすすめです。

5.3 証券口座開設から注文までの流れ

ここからは、ネット証券に証券口座を開設し、取引を行うケースを見ていきます。

5.3.1 証券口座を開設

まず、口座を開設したい証券会社のWebサイトで「口座開設」をクリックします。

画面に示される要領に沿って、必要事項を入力し、画面に表示された各種規定を読み、本人確認書類を提出したら基本的に手続きは完了です。所要時間は5~10分です。

入力項目はおおよそ次の通りです。

  • 氏名
  • 性別
  • 生年月日
  • 住所
  • 連絡先
  • 勤務先等
  • 入出金に使用する銀行口座
  • 資産や投資方針に関するアンケート
  • 特定口座
  • マイナンバー(個人番号カード・通知カード)

注1:ネット証券によって口座開設申し込み、あるいは資料請求の段階で入力する事項は多少異なります。
注2:2016年1月から証券会社の口座開設時にマイナンバーの登録が必要になりました。Webやスマートフォンのアプリ経由、または郵送により、個人番号カードまたは通知カードを登録することになります。詳細は「証券会社にマイナンバー?必要な理由と手続きまとめ」をご覧ください。

なお、本人確認書類の提出方法は、①PCやスマホでアップロードして提出する②証券会社から送られてくる封筒に本人確認書類を同封して返送する、の2種類です。①の方が郵送にかかる時間を短縮できる分、早く口座開設ができます。

【コラム:「特定口座」って?】

口座開設時に迷うとすれば「特定口座」の開設です。特定口座とは、取引証券会社が顧客の1年間の取引の結果を「年間取引報告書」にまとめ、損益計算してくれる口座のことです。

株で利益が出た場合、税金(2016年7月現在、利益の20.315%)を支払います。確定申告が面倒だという人は、利益が出るたびに源泉徴収される「特定口座・源泉あり」を選ぶといいでしょう。ちなみに「特定口座・源泉なし」だと、証券会社から後でまとめて送ってもらえる取引明細を使って確定申告することになります。

「特定口座・源泉なし」は面倒ですが、会社員の場合は、有利になることもあります。会社員で給与所得以外の収入が20万円以内の場合、その分に関しては確定申告・納税が免除される特例があるのです。つまり、他に給与以外の所得がなければ、株での利益20万円までは実質無税になります。ただ、この特例を利用するなら「特定口座・源泉あり」は選択できません。株で得た利益に自動的に課税されてしまい、後から返してもらえないからです。

5.3.2 口座が開設できたら入金する

口座が開設できたら入金しましょう。現在はほとんどの場合、ネット証券に指定された銀行口座にお金を振り込むと、そのお金がご自身の証券口座に入金される仕組みになっています。ネット証券から指示された通りに、入金作業をすればOKです。

5.3.3 「買い注文」を出す

入金が完了したら、いよいよ注文です。「買い注文」を出しましょう。

買い注文の前に決めることは「種類」「量」「価格」の3つです。すなわち、「何の株を」「何株(単元)」「いくらで買うか」です。また、価格を考えるときは、「指値(さしね)注文」か「成行(なりゆき)注文」かを考えなければなりません。株価は取引時間には常に変動していますし、次の日には思わぬ価格になることもあります。どうしてもXXX円で買いたい、というときは「買いたい値段=指値」での注文となります。一方、ほしい株を手に入れることが最優先で金額はその「場」の流れにまかせてOK、ということなら「成行注文」です。

5.4 株初心者におすすめのネット証券3社とは

5.2 証券口座開設から注文までの流れ」でも、株初心者におすすめのネット証券は、①少額取引で「そこそこ」安い手数料②投資情報の充実度③商品の品揃えの充実度だと述べました。これらのバランスがよいネット証券を3社ご紹介します。ご検討の際には「株初心者におすすめのネット証券3社」もあわせてご覧ください。

5.4.1 SBI証券

SBI証券は383万口座を超える(2017年3月末現在)規模で、口座数、預かり資産、個人株式委託売買代金などでネット証券でも断トツの存在です。

日本株の株式売買手数料はネット証券の中でも最低水準。IPOの取り扱い銘柄数もコンスタントにトップクラスです。

さらに、投資信託の取扱本数はネット証券の中で最多です。外国株も品ぞろえが充実しています。なお、米国株の手数料は2016年7月から大きく引き下げられており、米国株に興味がある投資家にも大変魅力的な水準になりました。

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5.4.2 楽天証券

楽天証券は、みなさんよくご存じの楽天グループの証券会社です。2017年3月末の口座数は225万を超えています。

国内株式手数料は、取引スタイルに合わせて、3つのコースから選ぶことができます。「ワンショットコース」の場合、10万円までの約定代金なら139円、20万円までなら185円しかかかりません(2017年5月12日現在)。また、楽天証券と楽天銀行に口座を開設し、ハッピープログラムを申込むと、取引にかかる手数料100円ごとに楽天スーパーポイントが貯まります。

さらに、日経テレコン21(楽天版)が提供されるのも大きな特徴です。日経テレコンを使えば、日経新聞も閲覧できます。個人投資家の情報収集に欠かせないツールを実質無料で使うことができ、大変便利です。

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5.4.3 マネックス証券

マネックス証券は169万を超える口座数を有するネット証券大手(2017年3月末現在)。アナリストレポートやオンラインセミナーなど、投資家への情報提供に注力しています。

マネックス証券の株式売買手数料は、少額の取引の方に優しく、10万円までの約定代金なら100円、20万円までなら180円、30万円までなら250円です(いずれも税抜、2017年5月12日現在)。

また、米国株に強いこともマネックス証券の特徴です。取扱銘柄数はネット証券の中で最多の3,000銘柄以上(2017年5月17日現在)。手数料はネット証券の中でも最安です。

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6 儲かる株の選び方

さて、ここまで株とは何か、そして、売買はどうするのかを見てきました。次に「どういう株を買えばいいのか」という点について簡単に触れたいと思います。

6.1 値上がり益が狙える銘柄選び

6.1.1 ウォーレン・バフェットの投資手法を学ぶ

ウォーレン・バフェットという投資家をご存知ですか?保険会社バークシャー・ハサウェイの経営者であり「投資の神様」と称される世界で最も有名な投資家の一人です。多くの投資家がそのノウハウを研究しながら日々投資をしているといっても過言ではありません。

バフェットはその投資ルールを惜しみもなく公開しています。バークシャー・ハサウェイのアニュアルレポートに書かれているバフェットの投資のルールは以下の6つです。

1. 税引き前利益が75百万ドル(1ドル=120円換算で90億円)以上の企業
2. 継続的に利益を生み出している企業
3. 従業員数が少ないかもしくは借金が少なく、ROEが高い企業
4. (有能な)経営者がいること
5. 単純な事業
6. 適切な)値段

実はこのルールのうち、公開された決算や財務情報から判断が可能な1、2、3の要件を日本を代表する銘柄にあてはめて株価パフォーマンスを見てみると、株価が数倍になるという高いパフォーマンスを示していることがわかるのです。

このノウハウと詳細は「ウォーレン・バフェットが日本株を買っていたらどの銘柄か」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

6.1.2 リーマン・ショック後も値上がりした株とは

2008年に起こったリーマン・ショックでは、日本企業も大きな影響を受けました。その後、日本の株式市場が長い低迷に陥ったことは記憶に新しいところです。しかし、こうした状況下でも赤字にならず、成長を続けている企業もたくさんあります。投資するなら、こうした企業を選びたいものです。

こうした企業をどう探すかについては「英国ショックの株価暴落後に優良銘柄を手数料最安値で買う方法」で紹介しています。

6.2 配当で稼ぐ銘柄選び

配当金による儲け(インカムゲイン)は、株式投資の醍醐味のひとつです。さらに、配当利回りが高ければ、よりオトクに感じられます。

配当利回りとは、投資した金額に対して、1年間でもらえる配当金の割合を示す数値です。1株当たりの年間配当金を現在の株価で割って求めます。

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金÷現在の株価×100

この計算式からわかるように、株価が上がると配当利回りは下がり、株価が下がると配当利回りは上がります。高配当利回りは株価下落によるもの、という可能性もあるので注意してください。配当利回りはYahoo!ファイナンスや証券会社のサイトでも調べることができます。

そして、配当金を受け取るためには、次の大前提を忘れてはいけません。

  • 権利確定日に株を保有している=株主名簿に記載されていること。
  • 権利確定日から平日を3日遡った日=「権利付き最終売買日」までに株を買わないと、権利確定日の株式名簿にはのらない=配当がもらえない。

また、利益が出ていない(赤字)の場合、配当は0円(無配)になることがほとんどです。期中の業績悪化などで配当予想が変更されることもあります。業績動向には目配りしておいたほうがよいでしょう。

詳しくは「【高配当銘柄ランキング掲載】よくわかる配当利回りの仕組み」をご覧ください。

6.3 株主優待で稼ぐ銘柄選び

「損はしたくないけど、どんな銘柄を選んだらいいのか」、そう思って迷ってしまうなら、「株主優待」がもらえる銘柄から株式投資にチャレンジするのも一手です。食事や買い物の割引、自社製品、クオカードやお米まで、もらえる品は企業によって実にさまざまです。

株主優待付きの銘柄に投資し、株主優待をもらうときに大前提となるポイントも、配当金をもらう時と同様です。「権利付き最終売買日」までに株を購入し、保有しておきましょう。

また、株主優待がクーポン券などの場合、期限があることが多い(おおよそ半年または1年)こと、業績不振などで廃止される場合があること、保有株式数や保有年数に応じて優待内容が変わることがあることなども考慮しておきましょう。

【コラム:ネット証券のキャッシュバックキャンペーンでさらに勝率を高めよう】

ネット証券は、キャッシュバックなど、オトクなキャンペーンを行っているときがあります。SBI証券のキャンペーンは現金をもらうハードルが比較的低めといえます。また、楽天ポイントでお買い物をされる方なら楽天証券のキャンペーンも魅力的ですね。

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※2017年8月3日更新
※期間や内容の変更等がありえますので、キャンペーンの詳細および条件等は必ず各社ホームページをご確認のうえ、お申し込みください。

7 株の売り方

7.1 売るタイミング(時期)を決める

株を売るタイミングは、とても重要です。保有している銘柄の株価が、まだ上昇基調にあるのか、ちょうど高値圏にあるのか、既に下落基調に入ってしまったのかを、様々な情報を駆使して見極めることが必要となります。

株価がまだ上昇基調にあると判断される場合、急いで売る必要はありません。そのまま保有することが望ましいでしょう。

ちょうど高値圏にあると判断される場合は、売り時と考えられます。タイミングを逃さないよう、リターンを得ることが大切です。

もし、既に下落基調に入ってしまったと判断される場合は、下落トレンドが早期に終結するのか、長期化するのかを考える必要があります。早期に終結するなら、そのまま保有することも一考ですが、一旦下落トレンドに入ると長期化も珍しくありません。売却も念頭に置いたほうがよいでしょう。

7.2 いくら(価格)で売るのか決める

いくらで売りたいのか、具体的な価格が決まっていれば、その価格=「指値」で注文します。もし、具体的な価格が決まっていない場合は、その時々の市場の取引価格=「成行」で注文することになります。これらの2種類の注文は、株を買う時と同じです。

7.3 どれくらい(株数)売るか決める

売ろうする株が単元数(100株、もしくは1,000株)しかない場合は、その株数しか売ることができません。一方、単元数より多い株数(たとえば、500株、3,000株など)を保有している場合、すべて売るのか、一部だけ売って残りは保有するのか考える必要があります。

株価が上下に大きく変動している時は、何回かに分けて売ることも有効です。売るタイミングを分散することで、価格の変動による影響を和らげる効果が期待できるからです。

7.4 「売り注文」を出す

ネット証券であれば、売り注文の画面に、売却する銘柄、数量、価格(指値か成行か)を入力して完了です。

売買が成立することを「約定(やくじょう)」と言います。大体の場合は、出した注文はその日中に約定されます。約定したかどうかは、ネット証券の場合は、自分の口座にアクセスして確認しましょう。

7.5 株を売った後の行動が重要

売却までが株式投資の一連の流れです。しかし、株式投資は1回で終わりではありません。株を売った時が、次の株式投資のスタートです。より成功するために、今までのプロセス(時期、価格、株数)を検証することは非常に重要です。書き出すなどして、もう一度振り返り、次の準備をしましょう。

詳細は、「株の売り方入門。成功の秘訣は株の売り方とその後の学びにあり」をご覧ください。

8 株式投資をもっと真剣に学びたいあなたへ

ここまで、株式投資の流れを見てきました。おおよそのイメージは掴んでいただけたかと思います。最後に、株式投資の情報収集に役立つ方法や本をご紹介します。

8.1 日経テレコンを活用する

株式投資を始めるなら、日経新聞は必須です。経済ニュースの数は断トツですし、日経が算出する株価指標である「日経平均株価」は、投資判断には欠かせません。しかし、いざ購読するとなると、年間5万円以上の出費になってしまいます。

ここでおすすめしたいのが、楽天証券です。楽天証券に口座を開設すると、無料で「日経テレコン(楽天版)」が使うことができます。

「日経テレコン(楽天版)」では、以下のことができます。

  • 日経速報ニュースの閲覧
  • 日経新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJ、日経地方経済面、日経プラスワンの閲覧(3日分)
  • 過去1年分の新聞記事検索(日経各紙および速報ニュース)

8.2 ネット証券のセミナーを活用する

ネット証券はネット上で数多くのセミナーを開催しています。なかでも、マネックス証券は、最もオンラインセミナーが充実している証券会社といえるでしょう。著名な専門家を頻繁に招いて、口座開設者に無料で勉強の機会を提供しています。また、米国の大手証券会社であるJPモルガンのアナリストレポート(日本語)なども読むことができます。

8.3 初心者におすすめの本3選

いちばんカンタン!株の超入門書 改訂版
安恒理(著) 高橋書店(2014/8/9)

まさに一冊で株式投資の基本をおさえた入門書。初心者が要点をおさえるのに最適です。

カラー版 マンガでまるっとわかる! 株の教科書
竹内弘樹(監修) 西東社(2015/5/2)

マンガによる導入と、図表、解説記事がセット。「文字ばかりの本は心配だけれども要点はしっかりおさえたい」という方に適しています。

ど素人が読める株価チャートの本
福永博之(著) 翔泳社(2016/1/14)

「初心者が学んですぐ実践できる」という考えのもと、チャートを解説しています。

ここで紹介した本以外にも、初心者向けの入門書は数多く出版されています。株1でも「株初心者におすすめの本―バイブルとなる一冊を厳選」で詳しくご紹介していますので、ぜひご参照ください。

9 まとめ

いかがでしたか。株式投資に、初心者が感じるほど高いハードルはありません。まずは、体感してみることが一番の近道です。チャレンジしてみてください!

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