株の「指値(さしね)注文」と「成行(なりゆき)注文」の違いは?初心者に向けに解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

この記事では株の初心者向けに、「指値(さしね)注文」と「成行(なりゆき)注文」の違いを初心者向けに解説していきます。指値注文と成行注文は株の取引をする際に覚えておかなければならないことです。株をはじめてみたい方はもちろん、株の初心者の方はぜひ参考にしてください。

指値(さしね)注文とは

指値注文とは、売買注文を出す際に、「何円で、何株を買う」「何円で、何株を売る」というように、発注する際に買いたい株価、売りたい株価を自分で決めて注文することを言います。また、指値は英語で、limit order(リミット・オーダー)ともよばれます。

たとえば、トヨタ自動車の株式を9000円で100株購入したい際には、9000円で指値をします。

特に投資初心者は、発注する株数も少ないことから、指値を使うことがおススメです。機関投資家などのプロ投資家は売買数が多いことから指値を使える取引は限定されることが多いです。

指値注文のメリット

指値注文の最大のメリットは、やはり自分で売買したい価格で取引ができることだといえます。

株式市場は、様々な理由はありますが、1日でも大きく上昇したり下落したりすることはよくあります。そうした環境の中で取引をしようとすると自分が売買したい価格で取引できないこともあります。

そうした際に、指値をすることで、短期的に急上昇した株価で購入するのを防いだり、大きく下落した株価で売却するのを防ぐことができます。

指値注文のデメリット

指値注文のデメリットは、株価の動きが激しい場合には、商いが成立しにくいという欠点があります。

たとえば、前日の株式市場が軟調で、今日の株式市場も安く始まると想定したとしましょう。お目当ての株の株価が昨日の引け値が510円だったので、500円まで下がると想定して、500円で指値注文を出したとしましょう。

しかし、その日は、寄り付き直後は自分の予想のように難聴に株価が推移し505円程度まで下落したものの、その後は自分の予想に反して、株式市場全体が好調となり、株価が急上昇し、520円程度まで上昇してしまいました。

こうした結果、500円で指値を出していたものの、結局一度も値を付けずにその日が終わってしまいました。このように、株価変動が激しいと自分の指値通りに売買できないということがあります。

指値注文がおすすめのシーン

指値注文がおすすめのシーンはいくつかあります。

  • 自分の買いたい、売りたい株価が決まっている場合
  • 買い注文を出している際に高値掴みを避けたい場合
  • 売り注文を出している際にろうばい売りを避けたい場合

指値注文が機能を発揮するのは、原則として、自分が取引したい株価が決まっている場合です。

個人投資家は、プロ投資家である機関投資家と違って、「今日、この株を必ず1万株保有していなければならない」というような取引しなければならないということもないでしょうから、時間をかけて売買することが可能です。

ですから、投資初心者も含めて個人投資家が売買をする際に指値注文がおすすめです。

成行(なりゆき)注文とは

成行注文とは、値段を指定せずに出す売買注文のことを言います。値段はまさに「成り行き」に任せて、買いたい、売りたいという行動を優先するものです。成り行きでの買い注文を「成行買い」、成り行きでの売り注文を「成行売り」といいます。成行注文を英語では、「market order」や「at the market」といいます。

たとえば、トヨタ自動車の株式を成行で100株の買い注文をすると、その際に出来た価格で約定ということになります。

先ほどみた指値注文が多いときは、投資家も冷静で株価の動きは比較的穏やかですが、成行注文が増えてくると株価の動きが荒くなる傾向があります。

成行注文のメリット

成行注文のメリットは注文を出してから売買を成立させるまでのスピードが速いことがあります。

「価格優先の原則」というのがあり、成行注文は指値注文に優先されます。したがって、どうしても売買を成立させたいという場合には、成行注文を使う必要があります。

成行注文のデメリット

成行注文のデメリットとしては、株価の変動が激しいと自分が考えてもいない売買価格になる可能性があります。

特に、株式市場が大きく変動している日、企業の決算発表直後で決算内容が特によかっとか、特に悪かったというような環境では、株価は1日で大きく変動することはよくあります。

したがって、そういった状況で成行注文を出すと、思わぬ想定外の株価で売買が成立し、想定以上の支払いが必要だったり、想定以下の売却代金しか入ってこないということもリスクとしてあります。

成行注文がおすすめのシーン

成行注文がおすすめのシーンとしては以下のようなケースです。

  • 素早く損切りしたい
  • どうしても今日中に買っておきたい

これはいずれのケースも、投資家として「焦っている」状況には変わりなく、注意点としては冷静に投資判断ができているかということが言えるでしょう。

もっとも、業績が大きく悪化していることが決算発表でわかった際には素早く「損切り」することも必要ですし、急成長する企業を見つけた場合には、みんなが気づく前に保有しておきたいということもあるでしょうから、そうした際には成行注文を使うことは選択肢の一つとしてありです。

初心者におすすめのネット証券3選

ここからは初心者におすすめのネット証券3選を紹介していきます。株を購入するにはまずはネット証券での口座開設が必要です。

口座開設はどのネット証券でも無料でできます。ネット証券によって扱う銘柄や使い勝手が異なるので、複数口座開設して、自分に合ったネット証券で株を売買するようにしましょう。

SBI証券

SBI証券[旧イー・トレード証券]

まずはじめにおすすめしたいのが「SBI証券」です。SBI証券はネット証券のなかで最大手。大手である安心感だけではなく扱う銘柄が豊富なことおも特徴のひとつ。

売買コストが最大級に安く、特に1日定額プランがお得で最大で1日300万円まで「売買手数料0円」で取引で可能です。またTポイントで株の購入でTポイントが貯まります。Tポイントを貯めている人、手数料を安く抑えたい人にはピッタリのネット証券です。

楽天証券

楽天証券

次におすすめしたいのが「楽天証券」です。楽天証券はSBI証券と並ぶ大手のネット証券です。楽天グループが運営しているため、株の購入で楽天ポイントが貯まったり、楽天ポイントで株が購入できます。

楽天経済圏の方におすすめしたいネット証券です。また、楽天カードとの相性がいいため、まだ楽天カードを持っていない方は楽天カードの申込も同時にしておくとよいでしょう。

マネックス証券

株・投資信託ならネット証券のマネックス

最後におすすめしたいのが「マネックス証券」です。マネックス証券は米国株や中国株が充実していることが特徴です。

例えば、世界的な企業、FacebookやAmazonなどに投資できることが大きなメリットです。

IPO株の取扱が多いことや、手数料がトップクラスの安さなことも嬉しいポイントです。米国株や中国株を購入したい方や、手数料を安く抑えたい方におすすめのネット証券です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで、指値注文と成行注文の違いを初心者向けに解説してきました。それぞれの意味や、メリットやデメリットの理解を深めることができたでしょうか。

指値注文は自分の買いたい、売りたい株価が決まっている場合や買い注文を出している際に高値掴みを避けたい場合、売り注文を出している際にろうばい売りを避けたい場合におすすめです。

また成行は素早く損切りしたい場合、どうしても今日中に買っておきたい場合におすすめです。

それぞれをシーンによって使い分けて株の売買を行いましょう。少しでも参考になれば幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る