徹底比較!ネット証券選びで押さえておくべき最重要ポイント

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株や投資信託に挑戦したいと思ったものの、証券会社選びで迷っている方。世にあふれている「ネット証券比較ランキング」は一度忘れましょう。証券会社の提供する機能や売買手数料は本当に様々で、総合ランキングNo.1といった評価は殆ど意味がないためです。

雑音に惑わされずにネット証券を選ぶ方法があるとすれば、みなさんのニーズ(何をやりたいか)から考えていくことです。ぼんやりしたイメージでも全然問題ありません。「最初はちょっと怖いから勉強しながら」とか、「いやいや僕はデイトレやりたい」とか、そんな感じで十分です。

ここでは、ネット証券選びの前にチェックしておきたいポイントを4つご紹介したうえで、ニーズ毎に適した証券会社を選んでいきたいと思います。

1 ネット証券選びの前にチェックしておきたい4つのポイント

ネット証券のウェブサイトを見ただけで、違いを見つけるのは中々難しいものです。そこで、まずは個人投資家がネット証券選びの前にチェックしておきたい4つのポイントを見ていきましょう。

  • みんなが使っているネット証券トップ5
  • 売買手数料
  • 取扱い金融商品
  • 投資情報の充実度

これらを何となく理解した上で、自分のニーズに合ったネット証券を探すのが適切だと思います。

1.1 みんなが使っているネット証券トップ5

多くの人が使っているのにはそれなりの理由があります。ここでは、ネット証券の口座開設数トップ5を、実際にその証券会社を使っている投資家のクチコミと共にご紹介します。

1位 SBI証券(410万口座超、2017年12月末時点)

SBI証券は410万口座を超える規模で、口座数のみならず、投資家から預かっている資産の額(預かり資産)、個人投資家の株の売買代金などでもネット証券No.1です。

商品ラインナップも豊富で、IPO取扱数、投資信託取扱本数もネット証券No.1です。投資初心者が口座開設をして、長期間使い続けられる、証券会社といえるでしょう。SBI証券の日本株売買手数料はネット証券の中でも安い方ですが、手数料を何よりも重視される方は、GMOクリック証券やライブスター証券を検討されるのが良いでしょう。

実際にSBI証券を使っている投資家の声としては、次のようなものがあります。

  • トレードがしやすい(60代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 手数料が安い(30代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 投資信託の分配金振込サービスが便利(30代・投資経験10年以上・2015/5)
  • トップページのマーケット俯瞰画面が使い易い(40代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 投資カレンダーが便利(40代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 手数料が良心的(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • スクリーニングツールが使い易い(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • IPOポイントがたまるのが嬉しい(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • 取扱い商品が豊富過ぎて、逆に使い難い(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • 個別銘柄のニュースが少ない(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • リアルタイム更新や、分析チャートなど、都度Web改変があり、どんどん使いやすくなっている(40代・投資経験10年以上・2016/7)
  • HyperSBIというデイトレーダーが使うような高機能な有料アプリが提供されていて便利(40代・投資経験10年以上・2016/7)
  • 手数料は安いが、松井証券のような手数料無料制度もほしい(40代・投資経験10年以上・2016/7)

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>> SBI証券の詳細解説を見る

2位 楽天証券(260万口座超、2018年3月末時点)

楽天証券はSBI証券に次ぐ口座数を誇り、幅広い層から支持を集めているネット証券です。楽天証券の特徴は豊富な商品ラインナップと、投資情報・投資ツールの充実度です。日本株の売買手数料はネット証券のなかでは標準的といえるでしょう。

また、楽天証券が提供する投資ツール「マーケットスピート」は、多くの投資家に愛用されている、プロ顔負けのツールです。そして、このマーケットスピードを通じて、「日経テレコン21(楽天証券版)」を使うことができるのです。「日経テレコン21(楽天証券版)」は、日本経済新聞(朝刊、夕刊)、日経速報ニュースの閲覧、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧や、過去1年分の新聞記事検索などが利用できるデータベースですから、投資家のみならずビジネスマンにとっても便利なツールといえるでしょう。

実際に楽天証券を使っている投資家の声としては、次のようなものがあります。

  • Webが見やすい、手数料が比較的安い(40代・投資経験10年以上・2015/5)
  • アプリが良い(30代・投資経験1-3年・2015/5)
  • アナリスト・ストラテジストのレポートをほぼリアルタイムで見られる(50代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 日経テレコン21が読める(70代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 日経、日経産業、日経MJが読める(40代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 投資情報ツールが充実している(20代・投資経験1-3年・2015/5)
  • マーケットスピード(投資情報・トレーディングツール)が使い易い(50代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 商品ラインナップがよい(30代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 投資信託の分配金振込サービスが便利(30代・投資経験10年以上・2015/5)
  • チャートがもっと使い易いと良い(40代・投資経験10年以上・2015/5)
  • スーパースクリーナーが使い易い(50代・投資経験10年以上・2015/6)
  • TOP画面の広告が大き過ぎて、重要な個所が見難い(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • スマホアプリが使いやすい(40代・投資経験3-10年・2016/6)
  • スマホで日経を無料で読めるので、情報のチェックがしやすくなった(40代・投資経験3-10年・2016/7)

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3位 マネックス証券(172万口座超、2017年9月末時点)

マネックス証券もIPO取り扱いも含めた商品ラインナップや投資情報が充実した、バランスの良いネット証券です。手数料の安さを追求するよりは、投資家への情報提供を充実させて付加価値を高める戦略をとっているといえるでしょう。売買頻度の高い投資家というよりは、少額取引の投資家、売買頻度の高くない長期投資家、そして米国株投資家が重宝する存在です。

マネックス証券の株式売買手数料は、一回の取引金額ごとに計算する場合ですと、少額の取引の方に優しくなっています。10万円までの約定代金なら100円、20万円までならば180円、30万円までなら250円です(いずれも税抜、2018年1月5日現在)。

また、「1.4 情報の充実度」で詳しく述べる通り、投資情報や無料セミナーが充実しているため、情報を読み込みながらじっくり長期投資する方には有り難い存在です。

また、マネックス証券は米国株に関するサービスがネット証券の中でも最も充実しているのが特徴です。取扱い銘柄数は3,000銘柄以上(2017年9月5日現在)、手数料もネット証券の中で最安です。

実際にマネックス証券を使っている投資家の声としては、次のようなものがあります。

  • アプリがそこそこ見やすい。ニュースや指標などはもう少し見やすくしてほしい(40代・投資経験3-10年・2015/5)
  • 外国株の取扱いが多く、手数料が安い(50代・投資経験10年以上・2015/5)
  • セミナーが多い(70代・投資経験10年以上・2015/5)
  • オンデマンドの講座(オンラインセミナー)が充実している(50代・投資経験10年以上・2015/5)
  • オンラインセミナーが充実している(50代・投資経験3-10年・2015/5)
  • 各個別銘柄に自分でもメモとか参考価格も入れられたらと思う(40代・投資経験3-10年・2015/5)
  • 情報画面のレスポンスがイマイチ(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • セミナーが多く、JPモルガンのレポートが読める(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • セミナーが充実しているが、もっとわかりやすく案内して欲しい(40代・投資経験10年以上・2015/6)
  • コーポレートカラー(?)の黄色がPC上では見難い(40代・投資経験10年以上・2015/6)

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4位 松井証券(109万口座超、2017年3月末時点)

松井証券は多くのデイトレーダーの支持を集める証券会社です。信用取引、先物取引を行う時に手数料や制度が大変充実しており、特に、「一日信用取引」というデイトレード専用の信用取引は、手数料が0円、金利・貸株料が0~2%と、取引コスト面で非常に大きな優位性があるためです。

松井証券は少額取引を行う投資家にも優しい手数料を提供しています。詳細は「1.2 売買手数料」に譲りますが、一日10万円までの株式売買手数料は無料となっています。
取引のスタイルが日本株のデイトレードや少額取引と明確になっている方は重宝する証券会社でしょう。一方で、投資信託や外国株などの取扱いは殆どないので、品揃えや投資情報の充実度を求める方にはあまり向いていないかもしれません。

実際に松井証券を使っている投資家の声としては、次のようなものがあります。

  • NISA口座の手数料無料がいい(30代・投資経験10年以上・2015/6)
  • 一日10万円まで手数料無料がいい(30代・投資経験1-3年・2015/7)

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5位 カブドットコム証券(104万口座超、2017年3月末時点)

カブドットコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループのネット証券会社です。特筆すべきは「リスク管理追求型」というコンセプトに基づき、サービスを提供している点でしょう。「損をしないこと」を重要視することが「儲かること」につながるという考え方です。

「リスク管理追求型」のコンセプトに基づき、多様な注文機能が提供されています。忙しい方や、多数の銘柄を取引される方に便利な自動売買のメニューが豊富にそろっています。IPO取扱い件数、様々な手数料優遇プラン、充実の投資情報など、安心して口座を開設できるネット証券の一つです。

また、2015年11月4日からは50万円以下の日本株取引手数料が主要ネット証券5社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券)の中でも極めて魅力的な水準にまで引き下げられました。
実際にカブドットコム証券を使っている投資家の声としては、次のようなものがあります。

  • 三菱UFJモルガンスタンレー証券のレポートが読める(50代・投資経験10年以上・2015/5)
  • 株主優待を無リスクで取れる一般信用銘柄が充実している(30代・投資経験10年以上・2015/6)

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1.2 株の売買手数料

株式投資をはじめるなら、株の売買手数料は要チェックです。株式投資の手数料には二つのパターンがあります。1回の取引ごとに手数料が発生するパターンと、1日の取引金額の合計額に応じて手数料を支払うパターンです。

売買の回数が少ない人は、取引ごとに手数料が発生するパターン、売買の回数が多い人(デイトレーダーのような取引スタイルの方)は1日の取引金額に応じて手数料を支払うパターンを参考にしてください。

なお、ネット証券で株の現物取引をする場合、売買手数料以外にかかるコストはありません(通信費は自己負担です)。

取引ごとの手数料(税抜)比較 – 売買の回数が少ない方向け

証券会社名 10万円 50万円 100万円 300万円
ライブスター証券 80円 180円 340円 600円
GMOクリック証券 88円 241円 436円 834円
カブドットコム証券 90円 250円 990円 2,790円
SBI証券 90円 250円 487円 921円
楽天証券 90円 250円 487円 921円
岡三オンライン証券 99円 350円 600円 1,500円
SMBC日興証券 125円 400円 800円 2,000円
マネックス証券 100円 450円 1,000円 3,000円
松井証券 0円 500円 1,000円 3,000円

注:SMBC日興証券の項目は、ダイレクトコースのオンライントレードを利用した場合の手数料を表示
注:マネックス証券は50万円超の取引では成行と指値注文で手数料が異なるが、ここでは成行注文の手数料を表示
注:松井証券の手数料体系は1取引毎ではなく、1日当たりの約定代金合計に対して適用される
注:2018年1月5日現在

手数料という観点では、ライブスター証券、GMOクリック証券、が取引金額を問わず、安い手数料を実現しています。但し、売買頻度が低い人にとって、手数料の僅かな差よりも商品ラインナップや投資情報の充実度の方が重要な可能性は十分あります。SBI証券、楽天証券、マネックス証券のようなバランスのよいネット証券と手数料の安いネット証券を組み合わせて使うのも一つの手です。

1日当たりの取引額に対する手数料(税抜)比較 – 1日に何度も売買する方向け

証券会社名 10万円 50万円 100万円 300万円
GMOクリック証券 213円 399円 797円 1,538円
ライブスター証券 400円 400円 600円 1,400円
SBI証券 0円 429円 762円 1,562円
楽天証券 0円 429円 858円 3,000円
松井証券 0円 500円 1,000円 3,000円
岡三オンライン証券 0円 500円 800円 1,800円
マネックス証券 2,500円 2,500円 2,500円 2,500円
カブドットコム証券
SMBC日興証券

注:2018年1月5日現在

1日定額手数料の場合は、なんと取引金額10万円以下であれば、SBI証券、楽天証券、松井証券の手数料が無料です(松井証券は1日定額の取引形態しか提供していない点には注意が必要です)。

運用残高1,000万円以上の方はフィデリティ証券も要チェック

運用残高が1,000万円を超える方は、フィデリティ証券もチェックしておきましょう。毎月20日(休日の場合は翌営業日)の残高判定日の預り資産の評価残高(預り金、他証券口座からフィデリティ証券に移管した投資信託、フィデリティ証券で購入した投資信託、MRF)が1,000万円以上の場合は、株式売買手数料が取引金額に関わらず1約定当たり(=1回の注文成立当たり)463円(税抜)となります(ネット取引の場合、電話取引の場合は4,630円(税抜))。

1回の株式売買注文が100万円を超える場合、ネット証券の中でもかなり安い手数料となるため、運用残高が1,000万円を超える方にとってはかなりお得だと思います。

フィデリティ証券の手数料優遇プログラム(金額はすべて税抜)

預り資産
評価残高
株式売買手数料
ネット
株式売買手数料
電話
投資信託
購入時手数料
1,000万円未満 1,389円 4,630円 割引なし
1,000万円以上2,000万円未満 463円 4,630円 通常の50%
2,000万円以上3,000万円未満 463円 4,630円 通常の25%
3,000万円以上 463円 4,630円 0%(無料)

注:2017年9月5日時点、株式売買手数料は1約定当たり一律

>>フィデリティ証券の公式サイトを見る

1.3 取扱い金融商品

主な投資対象をどのネット証券が取り扱っているかを一覧にまとめたものです。例えば、下記の全社が取り扱う現物株でも手数料の差があるように、各社様々な差別化を行っているため、完全な比較は正直難しいです。ただ、自分が投資してみたい商品の取扱い状況をざっくり把握しておくだけでも、ネット証券選びの役には立つはずです。

日本株
下表のネット証券のどこでも売買することが出来ます。「日本株の取引が出来ればOK」な方は、売買手数料と投資情報の充実度だけしっかりチェックしておけば大丈夫です。

IPO銘柄数
IPOとは新規上場のことです。新規上場予定の企業の株を上場前に購入するもので、勝率が高い(買った時の株価よりも上場後の株価が高くなることが多い)ことから、とても人気があります。IPO取扱い実績が豊富なネット証券にIPO案件は集中する傾向にありますから、IPO株に興味がある方はIPO取扱い実績が豊富な証券会社を選ぶのが良いでしょう。

投資信託
投資信託はプロに資産運用をお任せする商品です。投資信託は全部で5,000本以上あるのですが、証券会社毎に投資信託の品揃えは大きく異なることに注意が必要です。自分が口座を持っている証券会社で欲しいと思った投資信託が販売されていない場合は、別の証券会社で口座開設する手間が出ますので、投資信託を買うかもしれない方は、投資信託の取扱い本数が多い証券会社を選んでおくと良いでしょう。

単元未満株
通常、株取引には単元と呼ばれる最小取引単位があります。銘柄によって、1,000株が単元株であったり、100株が単元株であったり、様々です。これに対して、単元未満株というのは、1株単位で株の売買をできる商品です。単元未満株というと分かりづらいこともあり、証券会社ごとに、ミニ株、プチ株、ワン株、S株など、独自の商品名を付けています。

例えば、株価1,000円で単元株が1,000株の場合、1,000円(株価)×1,000株で100万円もの資金が必要です。しかし、単元未満株であれば1株から買えるので、株価と同じ金額、つまり1,000円から買えます。これにより、100万円必要だった株も、たったの1,000円で投資できるのです。初めて株に触れる方のための「お試し商品」と理解すると良いかもしれません。

参考:少額投資に適した証券会社は?

外国株
外国株とは、米国、中国など外国企業の株のことです。外国株はネット証券ごとに取扱い状況・手数料が全く異なるので、注意が必要です。下表ではどのネット証券がどの国・地域の株式を取り扱っているかを簡単に示したものですが、詳細に興味がある方は「外国株式に強い証券会社は?」をご覧ください。

日本株 IPO銘柄数(2017年) 投資信託(取扱本数) ノーロード投資信託(取扱本数) 単元未満株 外国株
SBI証券 85 2,695 1,349 ◯(S株) 米国・中国・ロシア・韓国・アセアン各国
楽天証券 7 2,658 1,346 米国・中国・アセアン各国
マネックス証券 49 1,167 739 ◯(ワン株) 米国・中国
松井証券 14 620 599 ×
カブドットコム証券 28 1,077 653 ◯(プチ株) ×
SMBC日興証券 74 1,008 521 ◯(ミニ株) 中国
岡三オンライン証券 24 450 287 中国(香港)
GMOクリック証券 0 △(ETF、REIT) × ×
ライブスター証券 7 1 1 ×

注1:初心者~中級者を意識した商品ラインナップ一覧
注2:2018年12月3日に各社HPで確認(SBI証券は2018年11月1日現在)
注3:各社開示基準が異なる可能性がある
注4:SMBC日興証券はダイレクトコース
注5:上場投資信託(ETF)の取扱い本数は除外
注6:楽天証券、松井証券、GMOクリック証券、ライブスター証券の単元未満株は売却、買取請求のみ

1.4 投資情報の充実度

ネット証券は投資家向けサービスの一環として、投資に役立つ情報の提供でも競い合っています。有料で販売されている情報や、個人では購入が難しい情報などをネット証券が購入して、口座開設者に無料で提供しているのです。大半の情報は、全く取引をしていなくても無料で使えるので、うまく活用したいものです。

投資情報は大きく二種類に大別されます。一つは経済や企業に関するニュース、もう一つは分析レポートなど、投資判断をサポートしてくれるものです。投資スタイルや好みによる面もありますが、株1編集部が見ておくべきだと考える投資情報を「ニュース系」と「企業分析系」に分けてご紹介します。唯一、日経テレコン21が無料で使える楽天証券は、情報を大事だと考える人には欠かせない証券会社です。

■ニュース系■

トムソン・ロイターのニュース
海外も含むマーケットニュース配信で世界的に高い評価を得ています。

日経Quickニュース
日経グループ。マーケットニュースの配信で高い評価を得ています。

日経テレコン21
日本経済新聞デジタルメディア社が提供する日本最大級のビジネスデータベースサービスです。

「見ておきたい投資情報」提供状況比較:ニュース系

トムソン・ロイター 日経Quickニュース 日経テレコン21
楽天証券 無料 無料(ツール内配信)
マネックス証券 有料(ツール内配信)
SBI証券 無料
カブドットコム証券 無料
GMOクリック証券 無料
SMBC日興証券 無料
岡三オンライン証券 無料
松井証券 無料 無料
ライブスター証券 無料

注:2016年10月3日時点

■企業分析系■

市場コンセンサス
市場コンセンサスというのは、証券会社のアナリスト(株の調査・分析の専門家)の予想の平均値のことをいいます。例えば、上場企業A社の営業利益を証券アナリストXが3,000億円、証券アナリストYが3,500億円、証券アナリストZが4,000億円と予想している場合、A社のコンセンサス営業利益は3,500億円といわれます(アナリスト3人の平均)。株価は市場コンセンサスにある程度連動するので、見ておきたいデータです。

参考:大幅増益予想なのに株価が下落。株初心者・中級者も知っておきたいその背景
参考:株価が大きく動く決算シーズンに役立つ証券会社は?

会社四季報
書店でもおなじみの会社四季報です。多くのネット証券では、口座開設者に会社四季報のオンライン版を無料で提供しています。

個別企業の評価(投資判断、目標株価が書かれたアナリストレポート)
個人投資家のみなさんが一番知りたいのは、「どの株を買えばいいの?」「株価はどこまで上がるの?」ということですよね。勿論、100%の確率で株価を当てることは誰にもできません。しかし、ベテランの証券アナリストの見立てはあなたの勝率アップに貢献する可能性がありますので、要チェックです。

「見ておきたい投資情報」提供状況比較表:企業分析系

市場コンセンサス 会社四季報 個別企業の評価
楽天証券 IFIS予想 無料
マネックス証券 IFIS予想 無料 J.P.モルガン、TIW
SBI証券 IFIS予想 無料
カブドットコム証券 無料 三菱UFJモルガンスタンレー証券
GMOクリック証券 無料 TIW
SMBC日興証券 無料 SMBC日興証券
岡三オンライン証券 ロイター予想 岡三証券
松井証券
ライブスター証券

注:2015/03/03時点

2 ニーズを満たしてくれる証券会社を考える

これまでの説明を踏まえて、ニーズを満たしてくれるネット証券について考えてみましょう。あまり沢山候補を挙げると、かえって分からなくなるかもしれませんので、ここでは各ニーズに対して、ネット証券を選ぶ視点を示した上で、最大3社ご紹介します。

2.1 初めて株や投資信託に挑戦する

株初心者の方が投資を始める際には、一つ一つが冒険ですから、まずは頻繁な取引は控えて、少額投資で、知識をつけながらじっくり前進したいものです。その意味では、「少額投資での手数料がそこそこ安く、情報や商品ラインナップが充実している証券会社」が適当です。手数料が「そこそこ安く」と書いたのは、手数料以上に情報や商品ラインナップの方が重要だからです。初心者の方は、知識と経験を積み重ねていく必要があり、また、考えた結果株ではなく、プロに運用をお任せできる投資信託を選ばれることもままあるためです。

SBI証券
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>>SBI証券の詳細解説を見る

楽天証券
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マネックス証券
>>マネックス証券の公式ページはこちら
>>マネックス証券の詳細解説を見る

参考:株初心者向けの証券会社は?

2.2 投資する前にしっかり勉強したい

オンラインセミナーや投資情報が充実したネット証券が適しています。唯一、日経テレコン21が無料で使える楽天証券はおさえておきたいところです。また、マネックス証券はオンラインセミナーの充実度が群を抜いています。

楽天証券
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マネックス証券
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参考:投資情報が充実した証券会社は?

2.3少額でコツコツ投資したい

少額でコツコツ投資する方法としては、①単元未満株を買う、②投資信託の積立投資をする、という二つがあります。単元未満株の取扱いもあり、投資信託のラインナップもネット証券No.1のSBI証券は有力候補です。投資信託と単元未満株の取扱いがあり、手数料もそれなりに安いところではマネックス証券と、カブドットコム証券が挙げられます。カブドットコム証券はネット証券では唯一、単元未満株を毎月一定額ずつ購入できる「プチ株積立」というサービスを提供しています。最低投資額は月500円ですから、好きな企業の株を毎月一定額づつ購入したい方にはぴったりですね。

SBI証券
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マネックス証券
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カブドットコム証券
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2.4 IPO投資に挑戦したい

IPO投資に調整したい方はあまり迷う余地がありません。IPO取扱い実績が豊富なネット証券にIPO案件は集中する傾向にありますから、IPO取扱い実績が豊富な証券会社を選びましょう。IPOを手に入れるには、何度もブックビルディングに参加することが大事ですから、出来るだけ多くの証券口座を作っておくのが第一歩になります。

SBI証券
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SMBC日興証券
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マネックス証券
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参考:IPO(新規公開株)に強い証券会社を徹底比較

2.5外国株投資に挑戦したい

外国株の中でも米国株に挑戦したい人はマネックス証券一択でしょう。米国株の取扱い銘柄数が最も多く、手数料も最も安いです。中国株中心の人はマネックス証券とSBI証券が候補です。それ以外の、アジアを中心とする新興国株に興味がある方にとっては、SBI証券と楽天証券の品揃えが魅力的でしょう。

マネックス証券
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>>マネックス証券の詳細解説を見る

SBI証券
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>>SBI証券の詳細解説を見る

楽天証券
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>>楽天証券の詳細解説を見る

参考:外国株式に強い証券会社は?

2.6 デイトレードに挑戦したい

デイトレードの場合、取引頻度が高くなるため、株の売買手数料の安さが重要です。また、信用取引を併用する可能性も高いので、信用取引のサービスの充実度も加味すべきポイントでしょう。

松井証券
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GMOクリック証券
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SBI証券
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3 まとめと口座開設の仕方

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。ネット証券の選び方においては、「ご自分のニーズを満たす証券会社はどこかな?」と考えるのが鉄則であることをご理解いただけたなら、とても嬉しいです。

証券会社選びが終われば、口座開設は簡単です。PCやスマホがあれば、10分足らずで口座開設の手続きは完了します。口座開設の詳細が知りたい方は「証券会社に口座開設する前に知っておきたい3つのポイント」を参考になさってください。

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