IPO株のロックアップ期間は必ずチェック~すかいらーく編

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すかいらーく(3197)の株価も下げている

前回、西武ホールディングス(9024)に関して、ロックアップ期間後に大株主の売りが出て株価が下げているというお話をしました。実は2014年にIPOを果たした(正確には、西武HDもすかいらーくも再上場になりますが)すかいらーくの株価も同様の動きになっています。

すかいらーくの株式は2014年10月に1,200円で公募・売出が行われ、IPOの初値も同じ1,200円でスタートしました。その後株価は順調に上昇し、2015年5月12日には上場来高値の1,930円を付けています。しかし、2015年5月21日に大株主(ベインキャピタル)による株式売出が発表され、2015年5月27日現在1,678円(高値から13%下落)となっています。

株主構成を見てみる

同社の場合、IPOの時点で大株主のベインキャピタルが保有株式を一部売却しましたが、その後も引き続き大株主でした。2014年12月末の有価証券報告書には、ベインキャピタルとして約70%もの株式を保有していると記載されています。彼らは投資ファンドですから、できる限り上手に株式を売却し、次の投資に充当したいはずです。ロックアップ期間が明ければ、いよいよ彼らの売却が加速すると予想されます。

IPO時点のロックアップ期間を再確認

前回もお話しましたが、IPOの前の大株主が株式公開後に保有株の売却を制限される期間、言い換えると、公開後いつになったら大株主が自由に株を売却できるようになるか、を「ロックアップ期間」といいます。

すかいらーくの場合、2014年8月28日の開示資料「募集株式発行及び株式売出に関する取締役会決議のお知らせ」にロックアップについての記述を探すことができます。これによると、約半年後である2015年4月6日を過ぎると自由に売却ができることになっています。ベインキャピタルは、この日から株価を睨んでいつ売却を始めようか見極めていたと推測されます。

ロックアップ期間明けは要注意

さて、今回の売主であるベインキャピタルは、発行済株式数の約23%から25%に相当する株式を内外の投資家に広く譲渡することになります(注:今後変更の可能性があります)。この規模がかなり大きいことに加えて、本件後もベインキャピタルは全体の45%~47%程度の株式を保有する大株主の位置に止まるため、「この次の売りはいつか」と投資家を疑心暗鬼にさせるでしょう。

今回の売出しは、内外の様々な投資家に株主になってもらう意図を感じますし、個人投資家には株主優待があります。また、今後ベインキャピタルは三か月間の新しい「ロックアップ期間」に入ることになりますので、次の保有株売却の動きがすぐに出てくるわけではありません。“誰が大株主なのか“ということと、”株主価値はどうか“ということも一旦切り離して考えてみる必要があるでしょう。

とはいえ、ベインキャピタルの懐具合がわからない以上、三か月が経てば残りの保有株を売ってくる可能性は否定できません。やはり心配事項であることには変わりはないでしょう。

したがって、株初心者を含めた個人投資家の方がIPO後に株を保有して続けた場合でも、ロックアップ期間後に大口投資家の売りが予想されるならば、その前に一度利益確定をしたほうが良さそうです。IPOに参加するときは、ぜひ、証券会社のHPで目論見書に目を通し、主要株主の保有株数と売出株数、ロックアップ期間のチェックをしてみましょう。早めに売却し、次のIPOに資金を振り向けることが効率的だという考えは従来通りです。IPOの幹事実績の多い証券会社に取引口座を開設し、次のIPOの準備を進めましょう。

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2015年5月29日 22:45 公開

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