株初心者におすすめのネット証券3社

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投資に挑戦するにあたり「ネット証券」での取引を考えておられる皆さんはとても目の付け所が鋭いです。

日本には250社以上の証券会社がありますが、個人投資家による株式売買代金の9割以上はネット証券を経由しています。また、ネット証券は「安かろう悪かろう」ではなく「安くて便利」なインフラになっているからです。

参考:「株式売買手数料徹底比較!証券会社によって数十倍違う」

とは言え、それなりに名前が知られているネット証券だけでも10社程度ありますので、株初心者の方はどのような基準でどのネット証券を選ぶべきか、悩ましいのではないでしょうか。

ここでは、株1(カブワン)編集部が初心者向きだと考えるネット証券3社を単刀直入にご紹介した上で、その理由をじっくり解説していきます。

1 株初心者におすすめのネット証券3社はここだ!

SBI証券:口座数・品揃えともにネット証券No.1

>>SBI証券の公式ページはこちら

>> SBI証券の詳細解説を見る

楽天証券:日経新聞の記事まで無料で読めてしまう。情報の充実度がスゴイ

>>楽天証券の公式ページはこちら

>>楽天証券の詳細解説を見る

マネックス証券:無料オンラインセミナーの充実度が群を抜く

>>マネックス証券の公式ページはこちら

>>マネックス証券の詳細解説を見る

2 株初心者のネット証券選びは「バランス」を重視

初心者のネット証券選びのポイントは以下3点の「バランス」です。

決して株の売買手数料だけで決めないでください。

(1)少額取引で「そこそこ」安い手数料

(2)金融商品の品揃えの充実度

(3)投資情報の充実度

投資に限らず、初心者という状態は、自分の適性や本当にやりたいことが分かっていない状態です。言い換えれば、知識や経験とともに、見える世界や価値観がどんどん変わっていく可能性を秘めています。

ということは、初心者でも取り組みやすい金融商品である日本株、IPO(新規公開株)、投資信託のラインナップが充実しているに越したことはありません。また、知識をつけるのをサポートしてくれる環境、具体的には適切な投資情報が無料で充実していることもとても重要です。一方で、初心者のうちは取引頻度は多くないので、株の売買手数料は「そこそこ」安ければ十分なのです。

2.1 手数料は少額取引で「そこそこ」安ければOK

初心者のうちは、少額を投資して経験を積みたいものです。中には300万円を少額と感じる猛者もおられるかもしれませんが、10万円で買える株も沢山ありますので、まずはそんなところから始めてみましょう。

下表はネット証券各社の日本株売買手数料の比較表です。10万円の株を買った場合の手数料は0円~139円(税抜)と、びっくりするぐらい安いです。0円を見せられると、そこに吸い寄せられてしまうのが人情ですが、下表に載っているネット証券各社の手数料はいずれも及第点といえるでしょう。初心者がこの表だけでネット証券を選ぶのはやや早計なのです。

取引ごとの手数料(税抜)比較 – 売買の回数が少ない方向け

証券会社名 10万円 50万円 100万円 300万円
ライブスター証券 80円 180円 340円 600円
GMOクリック証券 88円 241円 436円 834円
カブドットコム証券 90円 250円 990円 2,790円
SBI証券 139円 272円 487円 921円
楽天証券 139円 341円 609円 1,152円
岡三オンライン証券 99円 350円 600円 1,500円
SMBC日興証券 125円 400円 800円 2,000円
マネックス証券 100円 450円 1,000円 3,000円
松井証券 0円 500円 1,000円 3,000円

注:SMBC日興証券の項目は、ダイレクトコースのオンライントレードを利用した場合の手数料を表示
注:マネックス証券は100万円以上の取引では成行と指値注文で手数料が異なるが、ここでは成行注文の手数料を表示
注:松井証券の手数料体系は1取引毎ではなく、1日当たりの約定代金合計に対して適用される
注:2016年10月3日現在

2.2 金融商品の品揃えは、IPO、投資信託、単元未満株をチェック

次に金融商品の品揃えを比較してみましょう。これはとても大事です。「株をやりたい」と思って証券口座を作ったあと、銘柄選びが面倒とか、様々な理由で投資信託にシフトする方もいらっしゃいます。ですから、初心者が比較的安全に取り組める日本株、IPO(新規公開株)、投資信託の品揃えが充実しているに越したことはありません。取引をしているうちにやりたいことは変わっていきますので、懐の広いネット証券を選んでおくのが吉です。

下表はネット証券各社の主な商品のラインナップを比較したものです。日本株はどのネット証券でも買えることがわかります。注目していただきたいのは、IPO銘柄数、投資信託、ノーロード投資信託、単元未満株のところです。

IPO銘柄というのは、新規に株式を上場する銘柄のことを言います。上場直前に投資して、上場後に株価が上がる確率がかなり高いため、抽選になるくらい人気です。従って、IPO投資に挑戦したい人は、SBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券のようなIPO銘柄取扱い数が多いネット証券に口座を開くのが良いでしょう。

投資信託ノーロード投資信託の取扱い本数もとても重要です。投資信託はネット証券によって取り扱っている種類・本数が大きく異なりなります。ノーロードというのは、販売手数料無料という意味で、購入時に手数料を取られないお得な投資信託のことです。投資信託に少しでも興味がある方は、SBI証券、楽天証券が二大候補になります。

最後に、単元未満株です。株取引には単元と呼ばれる最小取引単位があります。銘柄によって1,000株が単元株であったり、100株が単元株であったり、様々です。これに対して、単元未満株というのは1株単位で株の売買をできる商品です。単元未満株というと分かりづらいこともあり、証券会社ごとに、ミニ株、プチ株、ワン株、S株など、独自の商品名を付けています。

例えば、株価1,000円で単元株が1,000株の場合、1,000円(株価)×1,000株で100万円もの資金が必要です。しかし、単元未満株であれば1株から買えるので、株価と同じ金額、つまり1,000円から買えます。これにより、100万円も必要とせず、たったの1,000円で投資できるのです。初めて株に触れる方のための「お試し商品」と理解すると良いかもしれません。

日本株 IPO銘柄数(2016年) 投資信託(取扱本数) ノーロード投資信託(取扱本数) 単元未満株 外国株
SBI証券 76 2,489 1,125 ◯(S株) 米国・中国・ロシア・韓国・アセアン各国
楽天証券 8 2,407 1,113 米国・中国・アセアン各国
マネックス証券 46 991 387 ◯(ワン株) 米国・中国
松井証券 11 90 90 ×
カブドットコム証券 20 1,016 584 ◯(プチ株) ×
SMBC日興証券 72 864 304 ◯(ミニ株) 中国
岡三オンライン証券 6 180 83 中国(香港)
GMOクリック証券 1 △(ETF、REIT) × ×
ライブスター証券 0 1 1 ×

注1:初心者~中級者を意識した商品ラインナップ一覧
注2:2017年4月10日に各社HPで確認。
注3:各社開示基準が異なる可能性がある
注4:SMBC日興証券はダイレクトコース
注5:上場投資信託(ETF)の取扱い本数は除外
注6:楽天証券、松井証券、GMOクリック証券、ライブスター証券の単元未満株は売却、買取請求のみ

2.3 投資情報は、会社四季報、日経テレコン21、オンラインセミナーの無料提供に注目

ネット証券は投資家向けサービスの一環として、投資に役立つ情報の提供でも競い合っています。有料で販売されている情報や、個人では購入が難しい情報などをネット証券が購入して、口座開設者に無料で提供しているのです。大半の情報は、全く取引をしていなくても無料で使えるので、うまく活用したいものです。

投資情報にも色々種類があり、経験を積む中で使いこなせる幅が広がっていきます。ただ、ここでは初心者の方に「これだけは見ておきたい」というものを厳選して紹介します。投資情報に関するより詳細な情報は「投資情報が充実した証券会社は?」にありますので、ご興味ある方はご覧ください。

会社四季報:書店で見たことがある方も多いことでしょう。全ての上場企業の情報がコンパクトにまとめられた、株式投資家に欠かせない情報源です。楽天証券マネックス証券SBI証券カブドットコム証券GMOクリック証券SMBC日興証券が、口座保有者には会社四季報の一部機能を「無料」で提供しています。

日経テレコン21:日本経済新聞デジタルメディア社が提供する日本最大級のビジネスデータベースサービスです。日経新聞などの日経系列主要紙の多くの記事を無料で読むことができます。ネット証券の中では楽天証券だけが提供しており、日経新聞の記事を実質無料で読むことができます。

オンラインセミナー:ネット証券各社が自社で抱える専門家や外部の専門家を招いて、口座保有者のために無料のオンライン勉強会を開いています。これを活用しない手はありません。マネックス証券の充実度が群を抜いていると感じます。

3 初心者におすすめのネット証券トップ3を簡単解説

3.1 口座数・品揃えともにネット証券No.1のSBI証券

SBI証券は350万口座を超える規模(2016年3月末)で、口座数のみならず、投資家から預かっている資産の額(預かり資産)、個人投資家の株の売買代金などでもネット証券No.1です。

商品ラインナップも豊富で、IPO銘柄数、投資信託取扱本数もネット証券No.1です。投資初心者が口座開設をして、長期間使い続けられる証券会社といえるでしょう。

>> SBI証券の公式ページはこちら

>> SBI証券の詳細解説を見る

3.2 口座数・品揃はネット証券No.2。投資情報の充実度がすごい楽天証券

楽天証券はSBI証券に次ぐ200万口座(2016年3月末)を誇り、幅広い層から支持を集めています。楽天証券の特徴は豊富な商品ラインナップと、投資情報・投資ツールの充実度です。

商品ラインナップについて一例を挙げると、投資信託の中でも販売手数料が無料のノーロード投資信託の取扱い本数が2015年7月31日時点で604と日本一となっていたようです。

情報面では、ネット証券で唯一、日経テレコン21(楽天証券版)を無料提供しています。

>>楽天証券の公式ページはこちら

>>楽天証券の詳細解説を見る

3.3 圧倒的にオンラインセミナーが充実しているマネックス証券

マネックス証券も、IPO取扱いも含めた商品ラインナップや投資情報が充実した、バランスの良いネット証券です。手数料の安さを追求するよりは、投資家への情報提供を充実させて付加価値を高める戦略をとっているといえるでしょう。

無料オンラインセミナーの充実度が圧倒的なので、積極的に投資を学びたい方にはマネックス証券でしょう。

>>マネックス証券の公式ページはこちら

>>マネックス証券の詳細解説を見る

4 まとめ

ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます! 株1では、「株初心者の方へ」で投資の基礎をご説明していますので、ネット証券選びと合わせてご覧ください。

その上で、みなさんには是非、株式投資を実際に体験してほしいと思います。

「いやいや、もっと知識をつけてからでないと、株なんてできないよ」と思われた方は、もう少し肩の力を抜いて、「学ぶために動く」と考えていただけるといいかもしれません。「株1」は経験豊富なファンドマネージャーやアナリスト経験者が執筆/監修していますので、大事なことはしっかりと書いているつもりです。ただ、株を全くやったことがない方がこれを読んで真意を100%理解できるかと言われると、確かにそれは難しいのかもしれません。

でも、みなさん思い出してみて下さい。みなさんが初めて就職されたときには、新人研修や参考書での勉強をした(させられた?)後に、否応なく現場に組み込まれ、実践の中で技能を高めていかれたことと思います。そして、実践の中で直面した課題や分からないことを解決するために、再び研修や参考書などで学ぶサイクルになっているのではないでしょうか?

株式投資でも全く同じで、知識と実践は車の両輪のような関係にあります。「株初心者の方へ」で最低限の知識を身に着けた後は、実際に株を買ってみて、疑問が湧いたらまた「株1」を読んだり、証券会社が無料で提供してくれるウェブセミナーに参加したりすると、そこで初めて「ああ、株式投資ってそういうことか!」と腹落ちし、知識と実践のバランスが取れ始めると思います。

少額から、やりながら学ぶスタンスで試してみましょう!

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