ホテルやリゾートに株主優待でお得に泊まる方法

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長期休暇やちょっとした連休の使い方に頭を悩ませることはありませんか。夏休みが終われば行楽シーズンの秋が、その後はすぐに冬休みがやってきます。そして春は花粉症で屋外に出たくないという方もいるかと思いますが、リゾート地のホテルでのんびり過ごすという休息もありですね。

さて、今回は株主優待を使ってお得にリゾートで過ごす方法を解説します。次回の休日向けの計画の参考にでもしていただければと思います。

目次

1 旅行産業の株主優待はお得で楽しい

ホテルや旅行関連企業の上場企業には株主優待で自社の宿泊施設などをお得に利用できる株主優待制度を準備している企業があります。株主優待は一般的に、クオカード、お米、お水などが人気のある優待内容となっていますが、旅行やリゾートに宿泊するのが趣味の方には旅行や宿泊関連の株主優待を提供している銘柄への投資がお得です。

2 株主優待でリゾートに宿泊することができる会社紹介

※いずれも最低投資金額、時価総額、配当利回りは2016年8月30日現在

2.1 藤田観光(9722)の株主優待を使って「ホテル椿山荘」でお得に過ごす

高級ホテル「ホテル椿山荘」は藤田観光が運営しています。藤田観光の株主になれば同社が運営するホテル椿山荘をはじめ、箱根ホテル小涌園などの宿泊やレストランでの食事にも使える優待券をもらうことができます。

投資予算 382,000円
単元株数 1,000株
1株当たり配当(会社予想・年間) 4円
配当利回り(会社予想・年間) 1.05%
株主優待
  • 藤田観光グループの各施設での宿泊・飲食等が割引になる株主優待券
  • ワシントンホテルが運営する各ホテルで宿泊が割引になる提携施設株主優待券
最安の手数料で取引できる証券会社(1取引ごとの手数料・税抜) 1. ライブスター証券(180円)
2.GMOクリック証券(241円)
3.au カブコム証券(250円)
時価総額 46,632百万円

2.2 京都で遊ぶ!西日本旅客鉄道(9021)の株主優待で「ホテルグランヴィア京都」に泊まる

京都駅上にある「グランヴィア京都」はJR西日本ホテルズが運営しています。西日本旅客鉄道(JR西日本)の株主優待を活用することで、このホテルでお得に過ごすことができます。その他、大阪駅に隣接するホテルグランヴィア大阪などでも使うことができます。いずれのホテルも観光地の中心にあり、また当然ながら交通のアクセスが良く、非常に人気が高いホテルです。繁忙期には予約が取りにくいこともよくあります。

投資予算 574,300円
単元株数 100株
1株当たり配当(会社予想・年間) 140円
配当利回り(会社予想・年間) 2.44%
株主優待
  • 鉄道優待割引券
  • グループ優待割引券
最安の手数料で取引できる証券会社(1取引ごとの手数料・税抜) 1. ライブスター証券(340円)
2.GMOクリック証券(436円)
3.SBI証券(487円)
時価総額 1,112,620百万円

3 株主優待をもらうために気を付けておきたいポイント

株主優待をもらうには「株主権利確定日」の株主名簿に載っていなければなりません。株主権利確定日は権利確定月の月末あるいは20日時点というケースがほとんどですが、実は、その日に株を購入しても株主優待はもらえないのです。権利確定日の名簿に記載されるためには、株主権利確定日を含め4営業日前の「権利付き最終売買日」までに株式を取得する必要があります。ただし、多くの場合、権利確定月は権利付き最終売買日に向けて株価が上昇する傾向にあります(そして権利付き最終売買日翌営業日である「権利落ち日」に下落することが多いです)。購入を検討する際には、この点もあわせてご注意ください。

以下に、権利確定日と権利付き最終売買日、権利落ち日の関係を図示していますので、参考にしていただければと思います。

4 まとめ

ホテル・リゾート関連の株主優待は趣味や趣向が関係するため、「この株主優待が一番お得!」とは申し上げにくいです。ただし、最低投資金額と割引金額との比較におけるお得度では、藤田観光の株主優待が魅力的です。ご自身のお好きな旅行を計画する際にいろいろと検討してみてください。

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