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「株に興味があるし、やってみたい!」こんな風に株式に興味を持っている人は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、株式投資を始めようと思っても、どのように選べばいいのか、どうやったら買えるのか、いろいろよくわかりませんよね。
そこでこの記事では、短期・中期・長期投資に分けて、それぞれの場合にあった株の選び方を紹介していきます。初心者にもわかりやすく詳しく解説していますので、さっそくみていきましょう。
目次
株式投資で得られる3つの利益
株式投資で得られる利益は売却益(値上がり益)、配当金、株主優待の3つです。「株式を安く買って高く売る」を実践して、売却益を狙うのが株式投資の醍醐味でもありますが、定期的な配当金を得たり、株主優待でお得な商品を手に入れたりすることも、株式投資の魅力でもあります。
売却益(値上がり益)
株を購入して売却したときに生じた利益を売却益といいます。キャピタルゲイン、譲渡所得ともいう場合があります。
例えば100万円で購入した株が1000万円になり、そこで売却するとします。この取引で得た900万円が利益となり、これが売却益(譲渡所得)となります。
株は売って手放してしまうと、当然ながら、以降の配当金や株主優待は受け取ることはできません。
また株式の売却益は利益なので、税金を納める必要があります。売却益(譲渡所得)は申告分離課税で一律20.315%の税金がかかります。特定口座内での取引であれば、税金は売却益から自動的に引かれます。自分で計算して納税する必要はありません。手軽に始めるには特別口座での証券口座開設をおすすめします。
配当金
配当金も株を保有することで得られる利益のひとつです。
多くの場合、決算に応じて年2回程度、企業から株主に利益を還元するため、配当金が支払われます。配当金は業績が悪ければ支払われない場合もありますが、年々右肩あがりに成長していく企業だと、配当金も同じように増えていく可能性があります。
配当金をもらうには、配当金がもらえる権利が確定する日(権利確定日)に株を保有している必要があります。そのためには権利確定日の2営業日までに株を購入しておきましょう。
配当金の受け取り方は数パターンあります。いちばんカンタンな方法は株を購入した証券会社の口座に振り込んでもらう方法です(株式数比例配分方式)。配当金額は「配当金のお知らせ」などで事前に知ることができます。
株主優待
株を保有する楽しみのひとつに株主優待があります。株主優待とは、企業が株主に対して提供するプレゼントのことです。
自社製品の詰め合わせセット、金券、サービス…などなど、その内容はバラエティに富んでいます。
株主優待には、企業が自社のサービスを株主に提供することで、自社に対する理解を深めてもらい、投資の継続を図る狙いがあります。一方、株主にとっては、投資先のサービスを受けることで、その企業がいまどのような事業を展開しているのかを知ることができます。
株主優待は全ての企業が行っているわけではありませんが、株主優待があるかどうかを投資判断の材料にしている人も多く、見逃せないポイントのひとつと言えます。
短期投資の株の銘柄の選び方(スイングトレードの場合)
ここからは、短期投資の場合の株の選び方を紹介していきます。短期投資の中には1日で株の売却を行うデイトレードと、1週間〜から数週間で売買するスイングトレードがあります。
一般的にデイトレードは1日中張り付いていないといけないなど、初心者にとっては難しいトレードとなります。ここでは初心者にも優しい、スイングトレードの株の選び方について紹介していきます。
短期投資、スイングトレードの主な利益
短期投資で銘柄を選ぶ際に注目するべき狙い目の株は主に1つです。
- 日々値動きの大きな株(成長株)
上場している株すべてが流動性の高い株というわけではありません。売りたいときに売れなければ短期投資ができませんから、日々値動きの大きな株(成長株)を選ぶ必要があります。ポイントは、自分の売買が全体の3割、つまり、3倍どうかを基準にしましょう。
日々値動きの大きな株(成長株)は経常利益の伸び率や、売上高の伸び率が大きい企業に注目するのがポイント。企業の成長性が株価に反映されており、PER(株価収益率)が市場平均より高いことが特徴です。
デイトレードやスイングトレードで収益を確保するためにでは、値動きの良い銘柄に挑戦する必要があります。もちろんリスクもありますが、一方で短期間に利益を手にする可能性も上がります。
そうした値動きの良い銘柄は、割安株で万年おねじような株価をうろちょろしている銘柄よりも、成長株と呼ばれる多くの人に注目される銘柄がよいでしょう。
デイトレードやスイングトレードで収益を確保するためにでは、値動きの良い銘柄に挑戦する必要があります。もちろんリスクもありますが、一方で短期間に利益を手にする可能性も上がります。
そうした値動きの良い銘柄は、割安株で万年おねじような株価をうろちょろしている銘柄よりも、成長株と呼ばれる多くの人に注目される銘柄がよいでしょう。
中期〜長期投資の株の銘柄の選び方
続いて、中期から長期投資の株の銘柄の選び方を紹介していきます。これから株を買って中期から長期の投資を考えている方は参考にしてください。
中期〜長期投資の主な利益
中期〜長期投資の主な利益は以下の3つです。
- 株の売却益
- 配当金
- 株主優待
1つ目は株の売却益です。株を安く買って高く売ることで利益をえることができます。
2つ目は配当金です。ここで注意しなければならないのは株の配当金は株式を購入しても必ずもらえるわけではないということです。株主は出資比率に応じて利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っていますが、会社によっては利益があっても配当金を支払わない場合や利益が無くても支払われる場合があります。
3つ目は株主優待です。
会社が株主に自社サービスの商品などをプレゼントしてくれる特典のことです。
中期〜長期投資で注目するべき狙い目の株、銘柄
ここから、中期〜長期投資で注目するべき狙い目の株や銘柄の選び方を紹介していきます。
中期〜長期投資で注目するべき狙い目の株は以下の4つです。
- 割安株
- 成長株
- 高配当株
- 株主優待株
短期投資の場合と比較すると、割安株と高配当株、株主優待株が加わってきます。
割安株とはその企業の利益や資産に対して、株価が反映されておらず株価が低い状態の株式のことを指します。割安株と判断する基準はさまざまですが、一般的に株価純資産倍率(PBR)、株価収益率(PER)などの株価指標を用います。バリュー株ともいいます。
高配当株とは、配当利回り(1株当たり配当金÷株価)の高い株式を指します。高配当の企業は、一般的に安定した収益基盤があり、株主への高い利益還元姿勢などの特徴があるため、経済環境や社会構造が変化しても、持続的な成長ができると考えることができます。
もうひとつが株主優待株です。株主優待株で株主優待をもらうには、権利確定日に株主である必要があります。株式は買付してから受け渡されるまで2営業日ほど時間がかかるため、実際には権利付最終日までに株式を買付し、保有している必要があります。
初心者におすすめなネット証券3選
ここまで、株の銘柄の選び方を紹介してきました。ここからは、初心者におすすめなネット証券3選を紹介していきます。株を買い付けるためにはネット証券での口座開設が必要です。ネット証券によって取扱のある銘柄が異なるため、複数社、2〜3社ほど口座を開設しておくことをおすすめします。
SBI証券
まず、初めにおすすめしたいのが、ネット証券最大手である「SBI証券」です。売買コストが最大級に安く、特に1日定額プランがお得で最大で1日300万円まで「売買手数料0円」で取引で可能。20〜25歳の人なら現物株の売買手数料がすべて0円に。夜間取引も取引金額に関わらず売買手数料は無料です。取扱商品やサービスの豊富さも業界トップクラスで、SBI証券にない商品・サービスはほどんどないと言っても過言ではありません。株をはじめるならまず口座開設しておきたいネット証券です。
楽天証券
次におすすめしたいのが、「楽天証券」です。株の売買手数料が業界最安値レベルです。「1日定額制プラン」がお得で1日の約定代金が100万円までは売買手数料が完全無料です。また、取り扱う銘柄も多く国内で上場されているほどんどのすべて銘柄を手数料0円でトレードできます。また、楽天グループならではの株の売買や投資信託の保有などで楽天ポイントが貯まるのは嬉しい点です。楽天のサービスを利用している楽天ユーザーや楽天経済圏の方におすすめのネット証券です。
マネックス証券
最後におすすめしたいのが「マネックス証券」です。マネックス証券は取扱銘柄数が多く、なかでも米国株や中国株が充実していることが特徴。世界的な企業、例えばFacebookやAmazonなどに投資できることが大きなメリットです。手数料がトップクラスの安さなことも嬉しいポイント。また、IPO株の取扱が多いことも特徴のひとつです。米国株式、中国株式の取引コストをおさえたい方や、世界的な企業の株を買いたい方におすすめのネット証券です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最後にまとめておきます。
株式投資で得られる3つの利益
- 売却益(値上がり益)
- 配当金
- 株主優待
短期投資、スイングトレードの主な利益
- 売却益(値上がり益)
短期投資、スイングトレードで注目するべき狙い目の株、銘柄
- 日々値動きの大きな株(成長株)
中期〜長期投資の主な利益
- 株の売却益
- 配当金
- 株主優待
中期〜長期投資で注目するべき狙い目の株、銘柄
- 割安株
- 成長株
- 高配当株
- 株主優待株
初心者におすすめなネット証券3選
ここまで、株式投資で得られる3つの利益や短期、中期から長期投資での株の選び方を紹介してきました。短期投資の場合は日々値動きの大きな株(成長株)を選びましょう。
また、中期〜長期投資の場合は割安株、成長株、高配当株、株主優待株を選ぶとよいです。
自分がどのくらいの期間で株式投資をするかを決めての銘柄を選んでみてください。少しでも参考になれば幸いです。