株初心者のシナリオ別銘柄の選び方~10倍株、配当狙い、株主優待狙いで考える

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株を始めてみたい!そう思っても、初心者にはどんな目安でどんな株を買ったらいいのかわからないものです。株の売り時と買い時はどのようなシナリオを立てるかによっても違ってきます。そこで、ここでは株を選ぶときにはどのようなシナリオがあるのか、またシナリオによる買い時と売り時はいつなのかを考えてみましょう。

【戦略1】キャピタルゲイン狙いのシナリオ~自分の思惑通りに行くのかを見極める

一般に、株価が安い時に買い、高い時に売るとその差が利益になります。これを「キャピタルゲイン」と呼びます。安い時と高い時の差が広がれば広がるほど多くの利益を得ることができます。

では、「キャピタルゲイン」狙いで株を選ぶときにはどんな株を選ぶといいでしょうか? 株の初心者の中には安定した大企業の株が安心と考える人も多いようですが、機関投資家だけではなく個人投資家も収益予想がしやすい安定した大企業の株価は、業績でサプライズ(驚き)がないとなかなか上がることはありません。

大きなキャピタルゲイン狙いを考える場合は、当然ながら今後株価が大きく上がると思える銘柄を保有する必要があります。それは、名前も知らないような中小企業(中小型株)に隠れていることが多いものです。

10倍以上株価が上がるいわゆる「テンバガー(10倍株)」もそんな誰も知らないような中小企業から出ることが多くあります。では、テンバガー(10倍株)にはどのような銘柄があるのでしょうか。

テンバガー(10倍株)といっても短い期間で株価が10倍になるわけではありません。数年をかけて10倍になることがあることを考えると、やはり何かしらの「テーマ」だけで数年もの間、株式市場の注目を集めるのは難しいでしょう。そうした点を考えると、ビジネスモデルが確立していて、業績が毎期拡大する企業である必要があります。

また、会社が打ち出す次のアクションが時代の流れにマッチするかどうか、つまり話題性があるかどうかという視点も重要ですが、基本はやはり業績です。

テンバガー(10倍株)の売り時は難しいですが、業績で株価が上昇してきたのであれば、業績の成長率がスローダウンする局面は利益を確定するタイミングとしては一度検討してみるきっかけにはなりえるでしょう。

【戦略2】配当狙いのシナリオ~企業業績を常にチェックしたい

株式を保有すると配当金がもらえる銘柄が多くあります。配当は株式投資の醍醐味でもあります。銘柄によってもいろいろですが、配当金の利回りは高いもので一桁台後半の利回りになるものもあります。

配当株の魅力の一つは、半期や通期で手元に現金収入があるということです。もちろん先ほど見たように株価が値上がりし、売却することで得られる「キャピタルゲイン」も魅力的です。ただ、「キャピタルゲイン」は株式を売却することでしか得られません。その点、配当は株式を保有しながら手にすることができるものです。

たとえば、配当利回りが5%ものだとすれば、株価がそのまま変わらないものとして考えると、20年持ち続ければ元手資金の倍になります。

配当狙いの場合、買い時は企業の配当原資である業績が伸びている状況です。ただし、業績で注目すべきは営業利益ではなく、税金を支払った後の「当期純利益」です。配当の基本的な考えは、当期であげた収益の中から株主に分配するというのが原則です。したがって、利益が出ていない企業は要注意です。

一方で、売り時は業績が悪化するのではないかと予想できるときです。業績下方修正などとともに減配が発表されることがあります。ぜひ注意したい点です。

【戦略3】株主優待狙いのシナリオ~優待改悪に注意!

初心者に人気の株の買い方として、株主優待狙いがあります。日本株には、株主になれば株主優待として飲食店の金券やカタログギフト、クオカードなどがもらえるものが多くあります。

たとえば「すかいらーく」は、株主優待に「すかいらーくグループ」で使える飲食優待券がついてくるところからとても人気の株でもあります。自分が住む家の近くにすかいらーくグループの店舗があれば、優待券で外食を楽しむことができますね。初心者にとって、株主優待狙いで株を選ぶのは、わかりやすくご褒美が得られて楽しいのでおすすめでもあります。

株主優待狙いの銘柄選びの場合、株価が比較的安いときに買うのが良いのは当然でしょう。割安の時に買えば、それほど株価の変動を気にすることなく持ち続けていられるからです。

株式を持ち続けている間は、株主優待は定期的にもらえます。売り時は株主優待の魅力がなくなった時です。

たとえば、優待改悪の際には要注意です。株主優待は企業の業績によって改悪することもあります。時には優待券が割引券になったり、使える額面金額が下がったりということもあります。または、自宅や勤務先近くにあった店舗が閉店した時なども個人にとっては魅力がなくなったことになりますね。

まとめにかえて

銘柄選びのポイントはどんなシナリオを描くかということで決まってきます。自分の中で納得のいくシナリオを立ててみるところからスタートするのはいかがでしょうか。そうすれば、おのずと買い時や売り時が見えてくると思います。ただし、繰り返しになりますが、表面的な「テーマ」や「配当利回り」、「株主優待利回り」といった言葉や数字に踊らされることなく、企業の業績を必ず意識することをおすすめします。

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