メディアの報じる経済指標の解釈を鵜呑みにしてはいけない
株初心者のみなさんも、テレビ・新聞・雑誌等で経済指標に触れたことがあることと思います。しかし、こうしたメディアの提供する情報は、発表される全ての情報ではなく、各メディアが重要だと思う情報に限られてしまいます。特に、経済指標は、地味な情報として取り上げないメディアも多々存在します。また、記事を書く記者によってデータの解釈にバイアスが生じる点にも留意が必要です。
そこで、投資家等、情報の重要性を認識している人達ほど、原データに直接当たる傾向があります。しかし、原データを見ろと言われても、多くの株初心者の方にとってはハードルが高い感じがするでしょう。実際に、原数値と季節調整値がある場合にどちらが大事な情報なのか、伸び率を見るにしても、前年同月比と前月比、もしくは前月比の年率換算のうちどれが大切なのかなど、悩みどころは沢山あります。
さらに、大半の個人投資家のみなさんにとって共通の悩みの種は、「時間がない」ということです。
「株1」の提案する経済指標の活用法
そこで「株1」では次回以降、以下の点をセットにして、株初心者でも、多忙な方でも実践しやすい形で経済指標の活用法をご提案していきます。
● 注目すべき経済指標(例:GDP、鉱工業生産etc)
● 発表される時期
● 経済指標の意味するものと注目点・留意点
● 経済指標と株価の関係(どのような業種の株価が影響を受けやすいか等)
● 元データの確認方法
● ネット証券の活用法
株初心者のみなさんが目指すべきは、「経済指標と株価の関係を大まかに把握して、事前にリスク要因を認識できるようになること」です。経済指標というと、少しとっつきにくい感じがするかもしれませんが、気楽に読み進めてみてください。
2015年7月6日 17:00 公開
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