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株初心者も就活生も知っておきたい、逆張り投資とは?
一般的に、逆張り投資とは、株価が急落した時に買い、株価が急騰したときに売る投資スタイル、あるいは、マーケットのトレンドとは反対方向の売買を行う手法とされます。
日本語では天邪鬼、ひねくれ者、といったややネガティブなイメージのほうが強いですが、個人主義の強い欧米では、Contrarian(コントラリアン)と呼ばれる逆張り投資家のほうが、信念がある投資家としてリスペクト(尊敬)され、Market Follower、あるいはTrend followerと呼ばれる「順張り投資家」のほうが、付和雷同で群集心理に惑われやすい人と見られる傾向があるようです。
就活生も、就職ランキングを気にするべきか、無視するべきか、の選択は悩ましいところでしょう。でも、一番大切なことは、自分自身で考え抜いて判断することです。
ちなみに、株式投資の世界では、優秀な「逆張り投資家」は単純に大きく下落したから買うということはしません。本来あるべき価値よりも下落し、株価が「ミスプライス」の状態にあると判断された時にこそ買うのです。
逆張り投資にあたって株初心者が注意するべきこと
逆張り投資のメリットは、うまくいけば、株価がボトムの時に買うことができ、ピークで売ることができることです。つまり、最大の投資リターンを得る可能性が出ることになります。
ただし、ボトムやピークを正確に見つけることは、プロのファンドマネージャーでも至難の業です。また、株価が売られているということは、それだけ悪材料が多いため、ボトムだと思って買ったら、更に株価が下落してしまい、売るに売れないほどの損失を抱えてしまう危険があります。特に、株初心者の方は、この点をお忘れなく。
株初心者はネット証券のスクリーニング機能を活用して「不人気銘柄」を探し出すところから始めよう
「売られ過ぎた株」、「不人気株」のなかから、本来あるべき価値よりも割安にある株を見つけ出すことが「逆張り」投資です。その逆張り投資への入門として、先ずは「逆張り投資」の候補となる銘柄を、ネット証券のスクリーニング機能を活用してピックアップしましょう。
スクリーニングでは、証券会社のアナリストが発表しているレーティング(投資判断)の低い企業(楽天証券の「スパースクリーナー」ではコンセンサスレーティングの1~5のなかで数字が低い企業)や、移動平均株価に比べて現在の株価が大きく下回っている銘柄を複数ピックアップするところから始めましょう。
その中に、比較的なじみがある企業があれば、更にROEなどの財務内容や、今後の見通しについて、企業のIRサイトや証券アナリストのレポートなどを参考にしてみましょう。そして、不人気である理由や、なぜ、ここまで売られてしまったのかを、じっくりと考えてみることをお勧めします。
株価、業績、証券会社のレーティング等は常に変化しています。証券アナリストのレーティングが高い企業も全員が「買い」となってしまったら、そこから先は、その状態を維持するか、下がるだけです。一方で、全員が「売り」の場合は、その逆となるのです。このため、スクリーニングは一度では終わらせず、同じ条件で定期的に繰り返すことで変化の「初動」を見つけ出すことも大切です。
もし、そこで、「売られ過ぎではないのか?」と感じられたとしたら、まずは、少額で投資を開始してみることも一案です。
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2015年5月27日 10:00 公開
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