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な
名古屋証券取引所
「名証」と呼ばれることが多い、日本にある4つの証券取引所(東京、名古屋、福岡、札幌)の1つです。現在は規模も小さくなり、地方の小証券取引所という位置付けになっています。1部、2部、新興市場(セントレックス)から構成されています。
ナンピン買い
「難平買い」とも称します。保有株の株価が値下がりした時に、同じ銘柄を買い増しすることを言います。当初の買値と、後から買った分の買値を平均すると買付コストが引き下がるため、その後の少々の値上がりで利益が出やすくなります。ただし、ナンピン買いした後に株価が上昇しなければ、全くの逆効果になってしまいますから、注意が必要です。
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日銀金融政策決定会合
日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の会合のうち、金融政策の運営に関する事項を審議・決定する会合を言います。単に「金融政策決定会合」という場合が多いようです。月に1~2回開催され、月初の会合は2日間に渡ります。会合終了後、その日のうちに「金融経済月報」が公表され、1か月後には議事録が公表されます。日銀金融政策決定会合の当日、及び、前日は、株式市場が様子見ムードになることが少なくありません。
日経会社情報
東洋経済社が発行する「会社四季報」と並んで、株式投資のバイブル的な存在です。上場会社の財務、業績、資本、事業内容などの主要データが掲載された書籍で、日本経済新聞社から年に4回発行されます。かなり分厚い書籍ですが、個人投資家だけでなく、機関投資家にとっても欠かすことのできない資料と言えましょう。この日経会社情報を読みこなすことは、上級者へ登り詰める必須事項になります。ただ、古くなった日経会社情報に掲載されている情報は、全く役立たない場合が少なくないことに注意して下さい。新刊が出たら、古いものはどんどん捨てることが重要です。
日証金
正式には日本証券金融という、専門の証券金融会社の1つです。内閣総理大臣の免許を受けた株式会社です。そもそも、証券金融会社とは、証券会社に対して、制度信用取引のための資金や株式を貸し付ける金融機関を言います。証券会社は、この証券金融会社との貸借取引を行って調達しています。
日本証券金融
「日証金」と呼ばれている専門の証券金融会社の1つです。内閣総理大臣の免許を受けた株式会社です。そもそも、証券金融会社とは、証券会社に対して、制度信用取引のための資金や株式を貸し付ける金融機関を言います。証券会社は、この証券金融会社との貸借取引を行って調達しています。
日本取引所グループ
東京証券取引所グループと大阪証券取引所(現・大阪取引所)の経営統合に伴い、2013年1月に発足した持株会社のことです。統合により、世界第3位の規模の市場となっています。日本取引所グループという持株会社の傘下に東証があると考えて下さい。
入金
証券会社にある自己の取引口座に買い付け代金などを預け入れることを「入金」と言います。逆に、取引口座から売却代金などを引き出すことを「出金」と呼んでいます。
入庫
証券会社にある自己の取引口座に株式などの証券を預けることを「入庫」と言います。逆に、取引口座から株式等の証券を引き出すことを「出庫」と呼んでいます。
ニューヨーク証券取引所
1792年に設立された世界最大の証券取引所です。ロンドン、東京とともに世界3大証券取引所と言われますが、とりわけニューヨーク証券取引所が世界の株式市場へ与える影響力は絶大です。同証券取引所の株価動向が、世界の株式市場を左右すると言えましょう。また、過去には、世界第恐慌の引き金となった大暴落(1929年)、ブラックマンデー(1987年)、等の歴史に残る暴落を経験しています。
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値上がり益
株式や債券、投資信託などの有価証券の価値が上昇したことで、投資家が得られる利益を言います。「キャピタル・ゲイン」という言葉の方が浸透しています。売買を行って確定した利益を指しますので、いわゆる含み益(評価益)は、該当しません。尚、値上り益は一律の課税対象になります。
値嵩株
「低位株」の対極にある銘柄のことで、株価が高い銘柄を総称した言い方です。明確な定義がある訳ではありませんが、5桁の株価、つまり、株価が10,000円を超える銘柄は、文句なしに値嵩株と言えます。一般には、株価が5,000円超なら、値嵩株と言っていいかもしれません。値嵩株は、日経平均株価に採用されているならば、日経平均株価の動きに大きな影響を与えます。
ネガティブサプライズ
株価を大きく動かすような驚くべき情報や、予測し得なかった情報を「サプライズ」と言います。また、その情報で株価が大きく反応する状態を「サプライズ」と称する場合もあります。株価上昇を引き起こすサプライズを「ポジティブサプライズ」、株価下落を引き起こすサプライズを「ネガティブサプライズ」と呼んでいます。ネガティブサプライズの具体例は、突然の業績下方修正の発表や、決算発表当日に市場予測を下回る数値が発表される、等があります。
年初来高値
株式や通貨・商品などの価格のうち、その年に取引された最高値を言います。ただし、1月から3月の間は未だデータが少ないため、前年1月からの価格も含めた最高値が昨年来高値として示されています。尚、同じ定義での最低価格を「年初来安値」と言います。
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ノックイン
株価指数などその取引で参照する指標が、予め決められた水準に達することです。仕組債などでは償還の条件を決定します。これは、指標となっている株価指数などが、予め定めた水準に達すると、特定の条件が生じることを意味します。例えば、指標株価(日経平均株価など)が設定水準を一定期間下回ると、債権の元本保証が消滅する場合などを指します。こうした仕組債を「ノックイン債」と呼んでいますが、株式投資の初心者の方々はうかつに手を出さないよう、くれぐれもご注意頂きたい金融商品です。
のれん代
企業の買収時に発生する資産です。基本的には、(買収金額)―(被買収企業の時価純資産額)で求められます。買収金額は、被買収企業の株主に割り当てる新株総数に買収企業の株価を乗じたものになります。一方、時価純資産は、被買収企業の資産と負債を時価評価したものです。発生したのれん代を20年以内の複数年で均等に費用処理(償却)することが求められています。