「テーマ投資」をはじめる株初心者におすすめのネット証券とは

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株式投資には「テーマ投資」という手法があります。一体どのようなものでしょうか。また、どのようにはじめればよいのでしょうか。株式投資の初心者がテーマ投資をはじめる際のポイントや使い勝手の良いネット証券、注意しておくべき点を確認しておきましょう。

目次

1 そもそも「テーマ投資」とは何か――産業構造を変える期待があるテーマに投資すること

「テーマ投資」とは、一言で言うと、株式市場で注目されているテーマ、すなわち「投資テーマ」に関連する銘柄に投資していくものだといえます。

過去をさかのぼれば、1990年代にはIT関連への投資が注目されましたし、近年であれば「ロボット」や「AI(人工知能)」などはそうしたテーマだといえるでしょう。

ただし、テーマ投資は、単に多くの人が話題にしているものに投資するのとは少し違います。
というのも、株式市場でいう投資テーマとは、産業構造を大きく変えるようなもの、あるいはその産業構造の変化のなかで大きな利益を生み出しそうなもの、という意味合いがあるからです。

たとえば90年代のIT関連テーマを例にとれば、ITが急速に発展する中で株式市場はインターネットによって新しい産業が生まれることに期待し、投資を進めました。過熱しすぎてITバブルと呼ばれる状況にもなりましたが、このときの競争を勝ち抜き、米国ではアマゾン、日本ではソフトバンクといった巨大企業が登場することになったのです。

2 テーマ投資には誰が取り組んでいるのか

広い意味でとらえれば、年金や投資信託を運用する機関投資家と呼ばれるプロ投資家がテーマに基づいて投資をしているファンドもあります。

たとえば、時価総額が比較的小さな企業を中心にポートフォリオに組み込む小型株ファンドのファンドマネージャーの多くはテーマが大好きです。彼らは産業構造の変化に注目し、その中で成長できる企業を選択してポートフォリオに組み込むことが多くあります。

また、大型株のファンドマネージャーにも、企業の成長を重視したグロース型や、株価評価(バリュエーション)のより割安な銘柄を中心としたバリュー型のファンドマネージャーがいます。このように、グロースやバリューといった切り分けも大きな意味での投資のテーマといえます。

このように考えてみると、個人投資家であっても、プロ投資家であっても、投資において何らかのテーマを持って投資をしているのだといえます。

3 株初心者におすすめのテーマ投資のはじめ方

それでは、個人投資家がテーマ投資をはじめる方法をみていきましょう。以下では、テーマ投資をスタートできる証券会社とその手順を解説します。

3.1 FOLIO(フォリオ)のテーマ投資

今最も注目を集めているのはFOLIO(フォリオ)のテーマ投資でしょう。フォリオは、日本株式を取り扱う独立系証券会社として10年振りに業界への新規参入を果たした次世代ネット証券です。フォリオのサービスの特徴は、フォリオが準備した様々な投資テーマを10万円から購入することができるという点です。

株式市場で注目されているテーマはもちろんのこと、テーマ型投資信託でも品揃えがないテーマに投資できるうえ、フォリオの投資テーマには、フォリオが選んだ10銘柄が含まれており、同一テーマ内で銘柄分散がされています。また、10万円から購入できる点も、テーマ投資の初心者のみならず、投資そのものが初めての人にとってもありがたいサービスだといえます。

2017年11月15日からはフォリオβ版の一般公開がスタートしました。フォリオのサービスのイメージをさらに詳しく知りたいという方は以下の動画をご覧ください。

>>フォリオβ版のアカウント登録(無料)はこちらから

3.2 松井証券の「テーマ投資ガイド」

松井証券は、日本のインターネット証券(ネット証券)の老舗、元祖ともいうべき存在です。松井証券の口座を開設(無料)すると、テーマ投資の関連銘柄をすぐに見つけることができる「テーマ投資ガイド」を利用することができます。

ここではテーマ投資を一覧にしているほか、過去72時間のアクセス数に応じた「アクセスランキング」、24時間前から現在までのアクセス数増加による「急上昇テーマランキング」、テーマ別騰落率ランキングを見ることができます。

また、各テーマをクリックすると、そのテーマに関係する銘柄をリストアップしているほか、株価や騰落率、関連度なども表示してくれています。

関連度はテーマ投資の初心者はわかりにくいので、どの銘柄がよりそのテーマに関係しているのかが一目で理解できて便利に使えるところがメリットです。

ただ、株式投資初心者にとって難しい点を挙げるとすれば、一覧で見ることはできても最終的には投資家が銘柄を選別し、売買をしなければならないという点でしょうか。

銘柄分析については自分で行って判断することになるので、個別銘柄の調べ方や分析の方法を良く知らない人には判断がつきにくいということはありそうです。

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3.3 ネット証券業界最大手のSBI証券もテーマ投資に参入!「テーマキラー!」とは

日本のネット証券で最大の口座数を持つSBI証券。そのSBI証券が2017年9月30日より、単元未満株(S株)による少額テーマ投資サービス「テーマキラー!」を開始しています。テーマ投資がこれまで以上に注目され、熱量が高まった入る動きといえるでしょう。

さて、SBI証券のテーマ投資のサービスはどういった内容なのでしょうか。

各テーマの銘柄は、みんかぶグループのエムサーフ社による分析に基づき、成長が期待される10社が選ばれています。ちなみに松井証券のサービスでもエムサーフ社のサービスが活用されています。

テーマキラー!では、単元未満株(S株)を活用することで10万円から投資をすることが可能となっており、フォリオの提供するテーマ投資と同様に比較的少額から投資金額から始めることができます。購入コースとしては5万円、10万円、20万円、30万円の4コースが用意されています。

買付手数料は0.5%(税別)最低手数料:50円(税別)で、こちらもフォリオと同水準といえます。ただ、2019年9月2日から11月29日(約定ベース)までは、キャンペーンとして買付手数料は全額キャッシュバックということですから、はじめてテーマ投資に挑戦する人にとっても使いやすいサービスを提供してくれているといえそうです。

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3.4 テーマ型投資信託

投資信託にも「テーマ型」と呼ばれるものがあります。テーマ型投資信託はテーマ投資好きの投資家に活用されてきました。

テーマ型投資信託を使えば、プロのポートフォリオマネージャーが銘柄選択から実際の運用までやってくれるので、一度購入すれば運用面での心配はいらないという投資信託の良い点を享受することができます。テーマに関する銘柄の調査や入れ替えなどを面倒だ、とかいう方には投資信託がおすすめです。

一方で、テーマ型投資信託はアクティブファンドがほとんどです。そのため信託報酬が比較的高い水準のファンドが多く、保有にともなうコストは高くなる傾向にあります。また、運用会社が設定した投資信託しか購入ができないので、注目したテーマがあるとは限りませんし、必ず購入できるわけでもない点には注意が必要です。

投資信託を購入するにもネット証券が便利です。投資信託の購入は銀行や大手証券でもできますが、比較すればネット証券がお得なケースが多いのです。そのもっとも大きな理由は費用面にあります。

というのも、ネット証券には「ノーロード」といわれる販売手数料無料の投資信託が数多くあるのです。投資信託の販売手数料は高いものだと購入額の3%を超えるものもありますので、販売手数料がかからない投信の品揃えが多いのは助かりますね。SBI証券楽天証券など、投資信託の取扱本数が多い(品揃え豊富な)ネット証券にはノーロード投信の取り扱いも多い傾向があります。

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参考記事:ネット証券会社の投資信託取扱本数を徹底比較

4 テーマ投資にリスクはない?注意点は?

テーマ投資にはリスクもあります。もっとも気を付けておきたいのは、株式市場での熱量が冷めてしまったり、株式市場全体が軟調となったときです。こうした局面では、大きく値を下げる可能性があります。

また、テーマ投資をしてもなかなか成果が見えないということも考えられます。可能性としては、長い時間が経過した後に大化けする銘柄も出てこないわけではありません。ただし、そこまで耐えられずに売ってしまうという投資家も数多くいます。

一方「旬が過ぎたからこのテーマはおしまい」というわけではなく、その中から本当の勝ち組企業をさらに選別していくことで大きな超過収益を得ることも可能なのがテーマ投資です。つまり、テーマの選別と、その後のメンテナンスが重要だということです。

5 まとめ

いかがでしたでしょうか。一口にテーマ投資と言っても様々なテーマ投資があることがおわかりいただけたのではないかと思います。

ネット証券の元祖の松井証券に加え、次世代ネット証券フォリオからもテーマ投資に関連するサービスが登場したことで、個人投資家のみなさんも「テーマ投資」がより身近でトライしやすくなったのではないでしょうか。ご興味のある方はぜひ活用してみてください。

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