日経平均株価とTOPIXは日本の相場状況を表す指標

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毎時のNHKニュースで必ず報道される「今日の株の動き」

みなさんは日頃、よくTVを見ると思いますが、多くの方がNHKも見ているはずです。NHKは公共放送だけあって、基本的には(国会中継等が無ければ)、毎朝9時から夕方7時までは1時間ごとにNHKニュースを放映します。放映時間は5分~10分くらいですが、昼12時と夕方7時のニュースは長めの放映時間です。その1時間ごとに放映する5~10分くらいのニュース番組の内容は、ニュース→天気予報→経済情報という3つの要素で構成されています。そして、最後の経済情報では必ず「為替と株の動きです」と紹介されて、その時点の為替相場と株式相場の数字が画面に出てきます(注:午後3時以降の株式相場は終値)。国営放送のNHKが1時間毎に知らせているくらいですから、株式相場の動きは重要なニュースと言えましょう。

「日経平均株価」と「TOPIX」は、“日本”という銘柄の株価を意味する

さて、そのNHKニュースで株式相場の情報が報道されるのですが、個々の会社の株価は一切言及されません。上場企業が3,500社程度あるのですから、そんなこと出来る訳がありませんね。ニュースで提供される数字は、「日経平均株価」と「TOPIX」の2つだけです。この2つの数字が、その日の日本の株式市場の動きを、つまりは、「今日の株は高いのか、それとも、安いのか」を表しているのです。みなさんが持っている株の値段が上がっても、下がっても、日本の株式市場全体を表す訳ではありません。ただ、個々の株の値段(あなたが持っている株も含めて)は、株式市場全体の動きに左右されることが多々あります。前述した2つの数字は、「日本」という株の値段を表しているとも言えるのです。

「日経平均株価」は代表的な225銘柄で構成される最も有名な指数

まず、「日経平均株価」について説明します。これは、日本経済新聞社が算出している「日本」の株価指数で、世界にも知られているくらいの代表的な225銘柄で構成されています。そのため、証券会社や株式専門ニュースなどでは、「日経225」と呼ばれる場合が少なくありません。みなさんは、とりあえずは、「日経平均株価(日経225)」=「日本」という会社(実際には国)の株価と考えて結構です。最近ではより一層、後述する「TOPIX」よりも、この「日経平均株価」の方が重視される傾向があります。従って、NHKニュースで「今日の日経平均株価は、昨日よりXXX円上昇して……」と報じていれば、今日の日本という株価は上がった、今日の日本の株式市場は上昇した、と判断して概ね差し支えありません。

「TOPIX」は東証上場の全銘柄を対象に算出された指数

もう一つの数字である「TOPIX」は、正式には「東証株価指数」という名称ですが、いつの間にか「TOPIX」という名称が定着しました。「日経平均株価」が代表的な225銘柄で構成されているのに対して、「TOPIX」は東京証券取引所(東証)に上場されている全銘柄が対象になる指数です。基本的には、東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って出した数字になりますが、1968年4月1日=100とした指数で表示されます。これも、前述したのと同じように、NHKニュースで「今日のTOPIXは、昨日よりXXXポイント上昇して……」と報じていれば、今日の日本という株価は上がった、今日の日本の株式市場は上昇した、と判断して概ね差し支えありません。

両者に違いはあれど、“日本”の相場状況を表すという点は同じ

「日経平均株価」と「TOPIX」、この2つの数字が持つ意味は、基本的には同じです。日本という国の株式市場の動向(今日は上がった、下がった等)を伝えていることには、何の変りもありません。ただ、どちらの方が、日本の株式市場の状況をより一層正しく表しているのか?に関しては、いろいろな意見・議論があります。一言で説明するのは難しいのですが、「日経平均株価」の方が株価の高い銘柄(=値嵩株(ねがさかぶ))の影響を大きく受け、「TOPIX」の方は時価総額(=株価×発行済み株数)の大きな銘柄の影響を受けます。でも、そこまで深く知る必要はありませんし、あまり意味のないことです。まずは、この2つの数字は「上がれば相場は好調、数字が下がれば相場は不調」のような感触で結構でしょう。

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