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株の銘柄選びに抵抗感や恐怖感をお持ちの女性も多いかもしれない
「生活の中で感じるヒットを探れ」で見たように、女性の生活感覚は株の銘柄選びに活かせるため、是非身近なところからチャレンジして頂きたいと思います。その一方で、株の銘柄選びに抵抗感や恐怖感をお持ちの女性も、意外に多いのかもしれません。
例えば、SBI証券が公開している「SBI証券女子部 緊急座談会~女性のお金に関する本音~」では、「もし投資するとしたら投資信託?株式?」という質問に対して、次のようなコメントが紹介されています。
“投信。気軽に積み立てられる。貯金の延長という感覚。”
“投信の方が選ぶのが楽。株式はどこまで調べればよいのかわからない。”
“投信には利回りシミュレーションなども揃っていて、積み立てのイメージが湧く。”
“投信よりも株式やETFのほうがシンプルでわかりやすい。”
“比較的ローリスクと聞いたので、投資信託にしている。”
“少額から始められるので、投信かな。”
また、日本証券業協会が2014年10月に公表した「個人投資家の証券投資に意識調査報告書」でも、投資信託を保有する女性が多いことが分かっています。このアンケート調査では、株式(国内)を保有していると回答した人は、男性が662人のうち81%だったのに対し、女性は481人のうち59%に留まりました。一方で、投資信託(国内設定投資信託)を保有していると回答した人は、男性が同44%に対し、女性は同52%に達しています。また、女性は公社債の保有比率が高いという特徴もありました。このアンケート結果からは、女性の個人投資家が安全志向であることが見て取れます。
投資信託については別の機会に詳しくご紹介したいと思いますが、ここではざっくりとその特徴に触れておきたいと思います。投資信託は、多くの投資家から集めたお金をまとめて、資産運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資して、運用益(=利益)を目指す金融商品です。ファンドマネージャーの資産運用がうまくいけば、各々の投資家が投じた資金額(=投資額)に応じて、その利益が分配される仕組みになっています。株式市場では、非常にポピュラーな金融商品の1つです。それでは、投信(投資信託)のメリットとデメリットを簡単に見てみましょう。
投信のメリットとデメリットを見てみよう
投信のメリット
- 少額で始められる(例えばau カブコム証券で月500円から積立ができる!)
- 運用のプロ(ファンドマネージャー)にお任せできる
- 少額でも分散投資ができる(リスクを軽減できる)
- 個人では投資しにくい国や地域、資産に投資できる
投信のデメリット
- 運用のプロにお任せする対価等としてコストがかかる
- 5,000本以上の投資信託が存在し、選ぶのが結構大変(株式の上場銘柄は3,500程度)
- 元本保証が無い(これは株と同じです)
投資信託は中々メリットの大きい商品で、少額資金でもプロのファンドマネージャーに運用してもらえ、分散投資まで可能になります。「資産運用に興味はあるけれど、複数の会社の株をチェックしたりするのは大変」と思われる方や、好きなファンドマネージャーがおられる方には向いているのかもしれません。
一方で、費用の面は強く意識しておきたいところです。投資信託には最大で5種類の費用がかかるのですが、特に投資信託購入時に販売会社(証券会社や銀行など)に支払う販売手数料、投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて日々支払う信託報酬は投資信託によってかなり違いがありますので、よく見ておきましょう。また、5,000本以上の中からご自身の求める1本を選び出すのもかなり大変なことです。
デメリットの最後にもありましたが、投信はプロのファンドマネージャーに運用してもらえますが、元本が保証されている訳ではありません。ファンドマネージャーが運用に「大失敗」するケースは稀ですが、「成功しない」ケースは日常茶飯事です。個人投資家の方々が、全ての株式投資で成功することはあり得ませんが、このことは、プロのファンドマネージャーにもバッチリ当てはまることなのです。従って、高い費用を払っても投信を買うことに対して、十分時間を掛けて考慮する必要があるでしょう。
こうした状況により、投資信託に挑戦しようとお考えのみなさんには、投信が持つデメリットを少しでもカバーしてくれる証券会社を選んでいただきたいのです(メリットはどこで購入しても同じように得られます)。
投信はそのデメリットを補ってくれるネット証券で買いたい
おすすめは、銀行でもなく、大手証券会社でもなく、ネット証券です。投資信託の購入は銀行や大手証券でもできるのですが、ネット証券で購入するとお得なケースが多いようです。ネット証券には、「ノーロード」と称されている販売手数料が無料の投資信託が数多くあるためです。これは大変大きなメリットになるでしょう。
ネット証券の中でも、良い投資信託を探しやすいところで口座を開設したいものです。繰り返しになってしまいますが、5,000本以上の投資信託の中から、ご自身にあったものを探すのはひと手間かかる作業です。システムの使いやすさや、実力のあるファンドマネージャーの紹介など、投資家に優しいネット証券で取引をしましょう。
取扱投信の数が多く、ノーロードの投信の取扱い本数も多い証券会社としては、SBI証券と楽天証券が頭一つ抜けた存在ではないでしょうか。楽天証券では、投資信託を運用するファンドマネージャーにLongine(ロンジン)のアナリストがインタビューをし、運用方針や相場の見通しを掘り下げる「FundPicks」という企画もあるため、参考にしてみてください。
→楽天証券:楽天会員のメリット満載。個人投資家に人気(無料で口座開設)
→SBI証券:個人投資家売買シェアNo.1(無料で口座開設)
「投資信託が充実した証券会社は?」で具体的なノーロードの本数比較や、コンテンツの充実度を比較していますので、参考にしてみてください。
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