何の株を買うか決めておこう

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目次

株式投資のスタートは、株を買うことから

さぁ、ここまでの時点で、あなたは既に証券会社に口座開設し(「証券会社に口座開設」)、その口座へ入金も終わっています(「証券会社に入金」)。株式投資は、基本的には、株を売ることから始まることはなく、株を買うことから始まるのです。あなたは、株を買う準備は全て整いました!いよいよ、株式投資のスタートラインに立ったのです。

証券会社で株を買うのは、魚屋さんで魚を買うのと同じこと

さて、ここで問題になるのが、何の株を買うのか?ということです。ここで、もう一度、証券会社はどういう位置付けだったのかを思い出して下さい(「株式市場って何のこと?」、「証券会社に行こう!」)。そうです、証券会社は、魚市場に例えた時のスーパーマーケットや魚屋さんに該当します。つまり、あなたが証券会社で株を買うということは、スーパーや魚屋さんで魚を買うことと同じなのです。肩に力を入れる必要はありません、気楽に考えてみましょう。

魚屋さんにお魚を買いに行く時は2つのパターンがある

とは言っても、みなさんが魚を買いに行く時、2つのパターンがあると思います。1つは、スーパーや魚さんに行ってから何の魚を買うか決めるパターン、もう1つは、事前に買う魚を決めてから行くパターンです。前者は、お店に行ってから「今日はマグロが安いから…」「今日はアジが新鮮そうだ…」等の理由で、その場で買う魚を決めます。この場合、多くは特売品等の“値段が安い魚”を買う確率が高くなります。 ところが、後者の場合は異なります。スーパーや魚屋さんに行く前に、「今日のおかずはブリの煮付けにしよう」「今が旬のカツオの叩きにしよう」等と、買う魚を決めてから出かけます。この場合、お店に行った時に、仮に他の魚が特売で安く売っていても、それを買わずに、事前に決めていた魚を買う確率が高くなります。今晩のおかずはカツオの叩きに決めたのですから、お店に行ってから、やっぱりアジフライへ変更する場合は、意外に少ないのではないでしょうか。

証券会社に行く前に、何の株を買うか決めておく

証券会社で株を買うのも同じことが言えるのです。証券会社に行ってから何の株を買うか決める、或いは、証券会社に行く前に何の株を買うか決めておく、というものです。ただ、株の場合はお魚と違って、証券会社に行って自分の目で見ることは出来ません。店頭に株が並んでいる訳ではなく、お魚のような特売日もありません(注:後から振り返ってみたら、結果的に特売日だったということはあります)。お店の人(=証券会社の窓口の担当者)に、何を買ったらいいのか尋ねても、満足な答えは返ってこないのが普通です。魚屋さんに行くと、「今日のヒラメは安いよ!新鮮だよ!」等と勧めてくれますが、証券会社ではそういうことはまずないと思って下さい。

事前に何を買うか決めておくことは、ネット証券でも同じ

尚、この例えは、実際に証券会社へ行く場合を想定していますが、現在個人投資家の株取引の大半はネット証券で行われます。ネット証券に口座を開設した場合は、実際に行くことがありません。それでも、何の株を買うか事前に決めておく、という行動様式には全く変わりはありません。むしろ、実際に店頭に行くことがあり得ないネット証券の方が、事前に決めておく必要がグーンと大きくなるのです。

何の株を買うか自分で調べることが「投資」である

したがって、非常に重要なことですが、証券会社に行く前に何の株を買うのか決めておく必要があります。すると、「一体どうやって買う株を決めればいいのだろうか?」という疑問が出てきます。これを、色々な資料(各種新聞、様々な投資情報サイト、証券会社が発行するレポート、友人との情報交換、等)で、自分で調べる必要があります。「自分で調べるのは面倒くさい」という方も少なくないと思いますが、実は、これを自分自身で調べること自体が、本当の「投資」なのです。まずは、いろいろと調べてみましょう!

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