株式投資の税金を払うのは手間がかかりそうだが…
さて、「株式投資にはどのような税金がかかるの?」で説明したように、株式投資では、値上がり益を実現した時、及び、配当をもらった時に、それぞれ約20%の税金が課せられます。税金を支払うなんて、何か損をした気分になるかもしれませんが、「お金が増えた時」に該当するのですから、株式投資が上手くいっている証拠でもあります。値上がり益でも、配当金でも、20%の税金を払う”喜び”を感じて欲しいと思います。ところで、こうした税金を払う時、「いつ、どうやって払うの?」「何処へ払いに行くの?税務署?」「あー、面倒くさいな」という疑問が出てくると思います。確かに、ちょっと面倒くさそうな感じはありますが、実際はどうなのでしょうか?
実はものすごく簡単、証券会社が全部やってくれる
はい、これも結論から言うと、税金の支払いはものすごく簡単です。ご安心下さい。ものすごく簡単どころか、基本的には、あなたは何もしなくていいのです。「えっ?」と驚く方もいると思いますが、本当にあなたは何もしなくて済むのです。その秘密は、あなたが証券会社に口座開設した時に、「特定口座」としているからです。株式投資の初心者が証券会社に口座開設する場合、ほとんど全ての人が「特定口座」としていると思われます(「証券会社に口座開設」)。そして、その「特定口座」を開設する時に、多くの人が「源泉徴収あり」を選択しているはずです。この場合、つまり、「特定口座」を開設して「源泉徴収あり」を選択した場合、税金の支払い(確定申告)は、全て証券会社がやってくれるのです。
自分の口座が「特定口座」で「源泉徴収あり」を選択しているか?
「あれー、わたしの口座はどうだったかな?」という方、証券会社に問い合わせをして確認して下さい。ネット証券でも同様に「特定口座」制度がありますから、不安な人は個人ページ(マイページ)で確認するか、コールセンターに確認してみましょう。まず殆どの方が、「特定口座」で「源泉徴収あり」を設定していると思いますが、時々、「源泉徴収なし」を選んでしまった方を見掛けます。この場合は、自分自身で確定申告を行う必要がありますが、証券会社から「年間取引報告書」が送られてきますので、さほど煩わしい作業にはならないでしょう。いずれにせよ、株式投資の税金支払いは、ものすごく簡単だと覚えておきましょう。
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