予算300万円超での株入門

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初心忘るべからず

予算額300万円まで来ると、ほとんどの銘柄が投資対象となり、買えない銘柄は極一部に限定されます。ファナック、任天堂のような、一単元が数百万円の銘柄にもチャレンジすることができます。また、一部の資金を比較的リスクの高い新興市場銘柄(マザーズなど)に振り向けることも可能となりましょう。さらに、投資期間の長短でも選択肢が広がります。例えば300万円の内、100万円は短期のトレードに振り向け、200万円は安全性の高い長期運用に振り向けるといった投資スタイルも可能になります。

予算額が大きい場合、1%の株価変動で得られる利益も大きくなりますが、その反面、損失も大きくなりがちです。何度も繰り返しますが、“選択肢が広がれば、リスクも広がる”ということです。予算額が増えれば増えるほど、少額予算の時の慎重さを忘れないようにしましょう。何事も「初心忘るべからず」ですが、大切なお金を投じている投資だからこそ、今一度思い出したい言葉です。

予算100万円超300万円以内で投資できる身近な銘柄の例(金額の単位は円、2015年2月27日時点)

コード 名称 株価 単元株数 単元株価格
8233 高島屋 1,118 1,000 1,118,000
8227 しまむら 11,590 100 1,159,000
9007 小田急電鉄 1,247 1,000 1,247,000
7974 任天堂 12,780 100 1,278,000
6503 三菱電機 1,401 1,000 1,401,000
9009 京成電鉄 1,620 1,000 1,620,000
5332 TOTO 1,664 1,000 1,664,000
9022 東海旅客鉄道 22,250 100 2,225,000
6954 ファナック 22,945 100 2,294,500
2802 味の素 2,297 1,000 2,297,000

注:単元株価格=最低投資額

参考までに、300万円超の予算が必要な銘柄も見てみましょう。ディズニーランドの運営で有名なオリエンタルランドは322万円(2015年2月25日終値)、カジュアルブランド衣料“ユニクロ”を展開するファーストリテイリングは463万円(同)です。ユニクロの商品はとてもお求めやすい価格なのに、株式はそう簡単には買えない“高嶺の花”であることが興味深い点です。

予算300万円超が必要な銘柄の例(金額の単位は円、2015年2月27日時点)

コード 名称 株価 単元株数 単元株価格
4661 オリエンタルランド 32,230 100 3,223,000
8801 三井不動産 3,287 1,000 3,286,500
6273 SMC 33,275 100 3,327,500
2801 キッコーマン 3,465 1,000 3,465,000
4521 科研製薬 3,535 1,000 3,535,000
4516 日本新薬 4,020 1,000 4,020,000
8830 住友不動産 4,111 1,000 4,111,000
9983 ファーストリテイリング 46,330 100 4,633,000
9661 歌舞伎座 4,945 1,000 4,945,000
6861 キーエンス 61,100 100 6,110,000
4628 エスケー化研 9,630 1,000 9,630,000

注:単元株価格=最低投資額

投資予算300万円の証券会社選び

予算300万円で単元株を買う場合の手数料を比較してみましたので、参考にしてみてください。基本的な傾向は予算100万円の場合と大きくかわりません。

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下表の証券会社名をクリックすると、各証券会社の公式ページを見ることも、無料での口座開設をすることもできます。各証券会社についてもっと詳しく知りたい方は「証券会社紹介」を参考にしてみてください。

単元株を300万円買ったときの手数料(税抜)比較

証券会社名 単元株・300万円
ライブスター証券 600円
GMOクリック証券 834円
SBI証券 921円
楽天証券 1,152円
岡三オンライン証券 1,500円
SMBC日興証券 2,000円
au カブコム証券 2,790円
松井証券 3,000円
マネックス証券 3,000円

注:単元株の株式売買手数料は、取引1回毎に手数料を支払うケース
注:松井証券の手数料体系は1取引毎ではなく、1日当たりの約定代金合計に対して適用される
注:2015年11月4日現在

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