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目次
まずは株式投資を体験することが大事です。これホントです
「株初心者の方へ」で基礎を学んだ株初心者の方には、是非、株式投資を実際に体験してほしいと思います。
「いやいや、もっと知識をつけてからでないと、株なんてできないよ」と思われた方は、もう少し肩の力を抜いて、「学ぶために動く」と考えていただけるといいかもしれません。「株1」は経験豊富なファンドマネージャーやアナリスト経験者が執筆/監修していますので、大事なことはしっかりと書いているつもりです。ただ、株を全くやったことがない方がこれを読んで真意を100%理解できるかといわれると、確かにそれは難しいのかもしれません。
でも、みなさん思い出してみて下さい。みなさんが初めて就職された際には、新人研修や参考書での勉強をした(させられた?)後に、否応なく現場に組み込まれ、実践の中で技能を高めていかれたことと思います。そして、実践の中で直面した課題や分からないことを解決するために、研修や参考書などで学ぶサイクルになっているのではないでしょうか?
株式投資でも全く同じで、知識と実践は車の両輪のような関係にあります。「株初心者の方へ」で最低限の知識を身に着けた後は、実際に株を買ってみて、疑問がわいたらまた「株1」を読んだり、証券会社が無料で提供してくれるウェブセミナーに参加したりすると、そこで初めて「ああ、株式投資ってそういうことか!」と腹落ちし、知識と実践のバランスが取れ始めると思います。
株初心者は少額から始めましょう
「とりあえず株やってみるか!」と思われた方、最初は少額から、あせらずじっくりいきましょう。株で利益を出すコツは、「大負けしないこと」です。500万円持っているからといって、いきなり500万円分の株を買い、20%値下がりしてしまったら(100万円損を出したら)、心が折れてしまいますし、実際の生活にも影響が出かねません。
株は5万円程度の少額でも買えますから、「練習」と割り切って少額を投資し、分からないことがあれば都度学んでいくというのが、リスクも少なく、長期的に資産形成する近道ではないかと思います。
投資のリスクについてもう少し学んでおきたい方は、「株式投資の「リスク」って何?」を読んでみてください。
プロのファンドマネージャーの「買ってみてから考える」やり方
実は、資産運用のプロと呼ばれているファンドマネージャーにおいても、気になる銘柄があると、取りあえず少しだけ買ってみて、その銘柄を保有することで期待感や恐怖感を実際に体感し、その上で調査をしてみて、大きく買い増すか、売ってしまうのかを決める人もいます。まず小さなリスクで実践し、知識を習得した上で、大きな決断をするやり方は、初心者の方にも是非真似してみていただきたいです。
株初心者向けの証券会社は?口座開設の前に比較してみよう
株初心者が少額で投資を始め、徐々に知識を身に着けていくのに適した証券会社はどこでしょうか?株初心者の方が投資を始める際には、おっかなびっくり、一つ一つが冒険ですから、まずは頻繁な取引は控えて、少額投資で、知識をつけながらじっくり前進したいものです。その意味では、「少額投資での手数料がそこそこ安く、情報やサービスが充実している証券会社」が適当です。
まずは証券会社の手数料を一通り比較してみる
さて、まずは手数料から見ていきましょう。下表は単元株を10万円分買った場合と、ミニ株を10万円買った場合の手数料比較です。某大手証券会社の店頭(窓口)で単元株を10万円分買うと、3,000円近い手数料が発生しますので、下表にある証券会社の手数料はどれも十分に安く、許容範囲でしょう。会社間で若干の手数料差はありますが、頻繁な取引をするのでなければ、神経質になるような差ではありません。ただ、松井証券の1日の取引額10万円まで手数料無料は衝撃ですね。
株式投資に慣れて、取引頻度が多くなった方は、「日本株の手数料が安い証券会社は?」をじっくり見比べて、手数料が少しでも安い証券会社を選ぶのが良いでしょう。ただ、1日に何度も取引する方以外は、手数料の僅かな差よりは投資情報を含むサービスの良さを基準にするのが適当だと思います。
単元株、ミニ株を10万円買ったときの株式売買手数料(税抜)比較
証券会社名 | 単元株・10万円 | ミニ株・10万円 |
---|---|---|
松井証券 | 0円 | – |
ライブスター証券 | 80円 | – |
GMOクリック証券 | 88円 | – |
au カブコム証券 | 90円 | 636円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 600円 |
マネックス証券 | 100円 | 500円 |
SMBC日興証券 | 125円 | 700円 |
SBI証券 | 90円 | 500円 |
楽天証券 | 90円 | – |
注:単元株の株式売買手数料は、取引一回毎に手数料を支払うケース
注:松井証券の手数料体系は一取引毎ではなく、一日当たりの約定代金合計に対して適用される
注:2018年1月5日現在
総合力のSBI証券、楽天証券
では、情報やサービスの充実度も加味するとどうでしょうか?
まずおさえておきたいのが、売買代金シェア1位のSBI証券と同2位の楽天証券です。ともに、手数料と情報やサービスの充実度が高いレベルでバランスしていますので、初心者の方でも安心して使えると思います。
これら2社は口座開設手続きもかなりスムーズにできると思います。SBI証券は最初の申込みを、例えば、電車の中でスマホを使ってすることができますし、楽天証券ならば、楽天会員の方は面倒な基本情報登録が省略されるなど、口座開設の手続きを簡素化する工夫が凝らされています。
個人的な好みはあるかもしれませんが、楽天証券の窪田ストラテジストの「3分でわかる!今日の投資戦略(毎営業日午前8時頃更新)」は、相場の勉強をするのに良い教材ではないでしょうか。窪田氏は、大手資産運用会社で25年もの日本株運用経験を持つため、投資家としての視点をもっており、また、わかりやすい表現で書かれています。
→SBI証券:個人投資家売買シェアNo.1(無料で口座開設)
→楽天証券:楽天会員のメリット満載。個人投資家に人気(無料で口座開設)
情報充実のマネックス証券、au カブコム証券、SMBC日興証券
次に、情報が充実した証券会社として、マネックス証券、au カブコム証券、SMBC日興証券をご紹介します(ここでは、初心者の投資対象としやすい大型株を中心に考えています)。
マネックス証券は、最もオンラインセミナーが充実している証券会社といえるでしょう。著名な専門家を頻繁に招いて、口座開設者に無料で勉強の機会を提供しています。また、米国の大手証券会社であるJPモルガンのアナリストレポート(日本語です)や、Longine(ロンジン)の一部レポートも無料で読むことができます。
→マネックス証券:長期投資家の味方。充実の投資情報・セミナー(無料で口座開設)
au カブコム証券、SMBC日興証券は、自社またはグループの中に充実した調査部隊を抱えており、良質なアナリストレポートが提供されています。
→au カブコム証券:三菱UFJグループ。リスク管理に強み。充実の調査レポート(無料で口座開設)
→SMBC日興証券:2015年4月から手数料大幅引き下げ。充実の調査レポート(無料で口座開設)
以上、株初心者が証券会社を選ぶ際に大事にしたい基準をざっくりご説明してきました。「証券会社比較」では、シェア、手数料、投資情報、投資信託、外国株式、少額投資など様々な切り口で証券会社を徹底比較していますので、もっと詳しく知りたい方は参考にしてください。
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